プロローグ ２

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俺の心ってなんだよ。
私の心はどうにかなりそうだよ。


深「俺さー、悲しかった」


A「なにが？」


深「Aと北斗が遅れてきた時」


A「あぁ、、、」


深「こんなこと言える立場じゃないけどさ」


悲しかったな〜って少しだけ
プク〜って顔して拗ねてるのが可愛い。


A「辰哉くんのこと忘れられるかなって
思ったけど無理だった」


深「北斗としてる時は忘れられた？」


A「何言ってんの」


ん？ってこっちを向いた辰哉くんが涙目で


A「え、ねえ泣かないで…」

深「泣いてない」

A「、、、泣いてる」


私が泣かないでって言ったせいで
我慢してたはずの涙が辰哉くんの目から零れた。


思わず抱きしめようとすると


深「やめろ…」

A「でも、泣いてる…っ」

深「やめろって…！
余計、お前のこと好きになるんだよ俺、、」


深夜の誰もいない暗い道で
辰哉くんが泣いてる。


あの日とは逆だね。
辰哉くんが先に泣いてる。


やめろって離された手が、寂しい。


A「辰哉くん…」

深「お前のこと忘れられなくてごめんな」


そんなこと言わないで。
私も辰哉くんのこと忘れたことない。
ってそう言いたいのに、言えない。



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