優しい嘘【オリジナル】 (ページ8)

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6日の創造。ページ8

ピット・アスエル side
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皆様､ご機嫌如何でしょうか。

僕は天使のピット・アスエル。

つい先日までは女神様の元で働く

何の変哲もない天使生活を送っていました。

そう､あの手紙が届いてしまう前までは。

その日の朝は､いつも騒がしい城内が

とても静かだったのでよく覚えています。

といっても､当時はとても混乱していたのでハッキリとはわかりません。

苦笑してそのまま続けようとしたけれど

笑う事では気を紛らす事が出来なかったようで

後は吐くだけの言葉を

口に含んだまま､飲み込んだ。

当時の事は､忘れたいと願っても忘れられない。

消し去りたいと思っても､こびり付いて離れない。

その当時の事を知りたいのであれば

それ相応の覚悟が必要ですよ。

好奇心は時に人を殺してしまう

知らない方が幸せな事はあるように

貴方には真実を知る勇気がありますか？

そうそう！この戦いは六日まで続いたんです。

人によっては

＿＿六日の創造＿＿＿＿。

なんて呼ばれていたりもします。

神が選んだ戦士達による､六日間に及ぶ戦闘。

それは神話に残らないとしても世界を新しく作る資料としての価値はあるのではないか。

3つの種族で戦闘させたのは何故なのか。

神判ではそのような話が議論されています。

主催者(オーナー)しか知らないのに僕達がわかるわけないですよね。

だから､この話をするのも今では

＿＿禁忌(タブー)とされている。

だからこそ､君達に話そう。

六日間に及んだ試合(ゲーム) の話を。

to be continued