Feeling of love 【短編集】 (ページ7)

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男「急に大声出すなよ、つまんねぇ女だな」

(とにかく逃げなきゃ…)

無我夢中で走って、とにかく走って物陰に隠れた私

「なんなのよ…」

「怖い…」

『おい！』

(うそ…ついてきた…)

(誰か…)

『A！！』

「…へ？」

『お前…大丈夫か？…』

「ゆ、とさん…」

『電話繋いでて良かったけど…俺がなんか叫んだら刺激すると思って何も言わなかった』

「…電話、すいませんほんとにありがとうございます」

『立てる？ほら、手』

「…っ」

『もう大丈夫、怖くないから』

よく見ると優斗さんはお家から飛び出してくれたみたいで、サンダルでしかも汗だくで

すごく急いで来てくれたことが伝わった

もしかしたら今日の電話も、暇だからとかそーいった電話じゃなかったのかもしれないと2人で歩きながら感じていると

目の前からさっきの男が見えた

「っ…あ」

『A？』

「さ、さっきの…」

『手貸して』

「は、はい…」

『大丈夫俺が守ってやる、ちょっと我慢して』

手を取られたと思ったらその手を引かれて抱き締められた

そのままあの男が通り過ぎるまでぎゅっと抱き締めててくれた優斗さん

「…ゆと、さん？」

『まじで心配だった…』

自分の危険をかえりみずに私を助けてくれた優斗さん

そんな彼の姿に私は心が暖かくなって、その瞬間恋に落ちてしまいました

『もう…俺から離れんな』

「っ…はい」

その後あの男は捕まって

優斗さんとは現在、結婚を前提に家族ぐるみでお付き合いをさせて頂いてます♡

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