隣人07. なぞの女性 ページ7
あれから1週間___
特に隣の家に用事もないし、
ごみ出しの時間もずれてるし、外出のタイミングも違うからか。
あの日以来、一切伊野尾くんの顔を見ていない。
というより…声も聞こえない。
隣の家の電気はいつもついてるからいるんだろうけど。
隣の家だからといって…頻繁に会うわけじゃないし。
≪ あとさぁ…意外と胸も大きいよね ≫
そんないつしかの伊野尾くんの言葉を思い出して。
あのときのようにかぁあと顔が赤くなるのが自分でも分かった。
…あんな最低なやつ、なぜ少しだけ気になってんだ。
ただただ珍しいタイプで話しやすいからだろう。
≪ えええ!俺も食べたい! ≫
≪ はい、あ〜ん! ≫
≪ ふふっ…Aちゃんの間接キスもーらい! ≫
それと同時になぜかこの間の伊野尾くんを思い出して。
あの人は本当に女好きだな…と改めて実感した。
そういえば…あのときのケーキ美味しかったな。
今度どこで買ったか聞こう。
そんなことを呑気に思っていた。
……
それから洗濯物を取り入れようと窓を開けて。
そのままスリッパを履いてベランダに出た。
すーっと大きく深呼吸をして
外の清々しい空気を思い切り吸い込む。
…この時間が意外と好きだったりする。
そしてそのままゆっくりと下を覗き込む。
たくさん通る車や、忙しいそうに歩く人。
そんな光景を見るのが大好きだ。
しばらくそんな光景をぼーっと見る。
すると栗色のマッシュ―ルームな頭が見えて。
私は思わず身を乗り出してその人を確認した。
間違いない…伊野尾くんだ。
そんな伊野尾くんの隣には…女性。
その女性とは馴れ馴れしく腕を組んでいて。
上から見ても分かるぐらい…綺麗な女性だと思う。
見たいようで見たくない…2人の姿。
伊野尾くんの彼女に興味はあるが、少しだけ寂しい気もする。
でも…このまま見るのも悪いかな。
そう思った私は中に入った。
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ぷりちぃ(プロフ) - 滑り台さん» コメントありがとうこざいます(*´▽`*)そう言っていただけて本当に嬉しい限りです!私も書いていて少しだけきゅんきゅんしていました!これからも甘々でゆるゆるな伊野尾くんを楽しんで下さい!更新頑張りますね! (2018年3月8日 10時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
滑り台 - 伊野尾くんとのいちゃいちゃ感がたまりません!甘々な伊野尾くんも可愛いですし、ツンツンな主人公ちゃんも可愛いすぎます!これからも楽しみに待っています!更新頑張ってください! (2018年3月7日 16時) (レス) id: 660fbce839 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - あいうえおさん» コメントありがとうございます(*´▽`*)わざわざ私の小説を開いてくださってありがとうございます!これからはもっとふわふわ要素を入れていきたいと思っています!よろしくお願いします! (2018年2月18日 9時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - やさきみさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)そう言っていただけてすごく嬉しいです!隣人という設定でこれからどうなるか自分でも分かりませんが、精一杯頑張ります! (2018年2月18日 9時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - ぷりちぃさんの小説始めて見ました!いのちゃんのふわふわした感じがとっても好きです!更新待ってるので、頑張ってください!! (2018年2月17日 14時) (レス) id: b85e516dc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷりちぃ | 作成日時:2018年2月17日 9時