崩壊02. 運命の再開 ページ2
私は尻餅をついたまま動けずにいました。
それもそのはず＿＿＿＿
「そこ邪魔なんだけど」
上からとても怖い視線で睨んでいる人がいるのだから。
怖すぎてその場から動けない。
…動けないというかは足が動かない。
「あれ？聞こえないの？」
黙り込んだ私の髪の毛を徐に掴む彼。
……痛い。
その声も出ないほど私は彼にびびっていたんだと思う。
まだ喋らない私を見て、
私の目線に合わせてしゃがんだ彼はまた強く私の髪の毛を掴み上げる。
…彼との顔の距離が近くなって。
……逃げないと。
「あれ？A遅い。まだもたもたしてるのか？」
そんな大貴の声が聞こえて。
大貴のこと待たせてたんだった。
それに…大貴にこんなところ見られたら。
色々と面倒になりそうだし早く逃げなきゃ。
『あ、あの！友達待たせてるんで…！』
そう言って立ち上がり、逃げる私。
…よっしゃ。逃げ切った。
震えた足で何とか大貴のところまで行けた。
そうだ。最初からこうしとけば良かったんだ。
だってもう彼と会うこともないんだから。
……
教室に着くと黒板には席の場所が書かれていて。
教卓の前に立ち、少し背伸びをしながら黒板を見る。
玉木、玉木、玉木…。
あ、あった！後ろから2番目！！
…「知念」っていう人の前の席だ。
大貴はというともうすでに一番前の席に座っていて。
「あ」行はいいよね。ほんとに。
「あ、Aじゃん！！また同じクラス！！」
そう言ってこちらに手を振る…友達の桃子。
去年クラスが同じで唯一、仲が良かった友達。
…まさか一緒のクラスだなんて。
大貴も一緒だし、それに桃子まで…これでまた平凡な日常が！
喜びをかみしめながら自分の席へと腰掛ける。
すると＿＿＿
がしゃっと徐に教室のドアが開いた。
…誰だ。すごい豪快だな。
目線をドアの方に向ける私。
…しかしすぐに逸らして元の視線に戻す。
やばいやばいやばい。
なんでさっきの彼がいるの！？
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ぷりちぃ(プロフ) - あいたんさん» 初めまして、コメントありがとうございます(*^-^*)そう言ってくれるととても嬉しいです！ありがとうございます！ぜひビターの方も目を通してみてくださいね！ (2018年7月26日 15時) (
レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
あいたん(プロフ) - とても面白かったです!ビターも読んでみます。 (2018年7月25日 20時) (レス) id: 3fe7b8df74 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - 武井リオさん» 初めまして。コメントありがとうございます(*´▽｀*)そう言ってくださって嬉しいです！知念くんファンなんですね！また次回作は知念くんで検討させていただきます！心温かいコメントありがとうございました！ (2018年4月13日 16時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
武井リオ - とっても面白かったです！私は知念くんファンなので、また知念くんメインのお話希望です・・・ (2018年4月12日 18時) (レス) id: 20305051ed (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - ふみさん» 初めまして。コメントありがとうございます('ω')そう言っていただけて感謝感激です！また機会があれば書きたいと思いますので、そのときまで待っていただけると嬉しいです！ (2018年1月31日 16時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりちぃ | 作成日時：2017年12月20日 15時
