料 理 教 室 で ≪ Kei.I ≫＿＿続編

料理07. いよいよ ページ7

数日後＿＿＿＿


はい、やってきました。←



" よし！明後日は俺に尽くしてもらうからな！ "


そんな伊野尾慧の言葉が頭に過る。


そうです。この日が今日！ついにやってきました…



一軒家の伊野尾慧の家の前でオロオロする私。

通りすがりの人が見たら、ただの変質者だろうに。←


伊野尾慧に1日中尽くす。ということは、

もちろん何かされないわけがないわけで…。


何かされる。覚悟で今日はやってきたのです。←



しばらく入ろうか迷っていると、

伊野尾慧の家のドアがガチャリと開いた。


出てきたのは伊野尾慧のお母さんで。



「あら？どちら様？」


そう不思議そうに尋ねられて。



『あ、あの…慧くんと付き合ってます。佐々木Aです』


そう緊張気味で挨拶すると。



「あらー！あなたが噂のAちゃん！

慧が言ってた通り可愛いわね〜。さぁ！入って入って〜」


そう言ってグイグイと私を家の中に押し込む伊野尾慧のお母さん。

このグイグイ感…伊野尾慧そのものだ。←



「ちょっと慧〜！Aちゃん来たわよ〜！」


そう言って玄関で大声で叫ぶ伊野尾慧のお母さん。


すると、10秒も立たないうちに伊野尾慧が2階から降りてきたみたいで。



『あの……お邪魔します』


そう言って靴を脱ぎ中に入る。



「ゆっくりくつろいでね〜！

お母さん、これから仕事あるから帰るの夜になるから。


2人きりだけど仲良くやってね」


そう言い残して家を出て行く伊野尾慧のお母さん。



え…2人きり！？



……

お母さんが出て行った後、早速リビングに上がらせてもらう。



『慧って何人家族なの？』


そうしみじみ聞くと。



「4人家族。父は今日から出張で〜、妹は部活の合宿だから」


そう言ってリビングのソファに座る伊野尾慧。


……ということは。。



『今日ずっと2人きりってこと！？』


そう言うと、ニコッと笑った伊野尾慧。



「そうだよ。今日はいっぱい尽くしてね？」


そう言って私の頭をポンポンと触る伊野尾慧。









……どうしましょう。









嫌な予感しかしません。←←←←←←←

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