料理05. お兄ちゃん ページ5
翌日____
これは伊野尾慧が泊まりから帰った後のお話。
「お兄ちゃんは彼氏なんか認めんぞ!何があってもな!」
そう言って胡坐を掻き、私の部屋に勝手に侵入してるこの不審者は…
『もう!お兄ちゃん!邪魔、退いて!』←
私のお兄ちゃんです。←←
そうなんです。
伊野尾慧と付き合って2ヶ月が経過しても、
未だに交際することを認めてくれません!!←
最初は動揺していたお父さんも私達を見て認めてくれたのに、
お兄ちゃんだけは本当に手強くて。←
ゲームとかでいうところのラスボス的な感じの存在。←←
「退いてほしいなら、あの伊野尾慧ってやつと別れろ!」←
『人の部屋に勝手に入ってこないで!』←←
「お兄ちゃんはな!Aのことが大好きで大好きで、
もうあの男じゃすごく心配だから言ってるんだぞ!」
そう言って自らシスコンを認める馬鹿兄。←
このまま言い合っても引き下がりそうにないお兄ちゃん。
私の部屋から出て行って、伊野尾慧との交際も認めてくれる良い方法ないかな。
そう考えていると、ふとある提案を思い出した。
『ねぇ、今日1日ずっとお兄ちゃんに尽くすから
慧との交際認めてくれない?』
そう言って少し上目遣いでお兄ちゃんを見る。
そして案の定……
「も、もちろんだ!!愛する妹よ!!!!!!!」←
そう言って私に抱きついてくるお兄ちゃん。
作戦大成功!←
それから私の地獄の1日が始まった。
……
「なぁなぁ、Aこのプリンあーんして食べさせて」
『はい、あーん』←
「A、あそこにある雑誌とリモコンとスマホ取ってきて〜」
『は、はいはい!』←
私はこき使い人か!!!!←
……
そしてやっと夜____
『お兄ちゃん、お願いします!慧との交際認めてください!』←
「まぁ、いいんだけどさ。
なんであんなにあいつにこだわるの?」
『チャラいように見えて実は優しかったりとか。
とても甘々なところとか。
ちゃんと気遣えるところとか全部好きだからこだわりとかないよ』
そう言うとう〜ん。と深く考え込んだお兄ちゃん。
「Aがどれぐらいあいつのこと好きかって分かったよ。
いいだろう!認めてあげよう!!!」
『え、いいの!?』
ついに!やっと!認められました〜!!!!!←
301人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷりちぃ(プロフ) - りんちぃさん» 初めまして!今頃返信してしまってすみません;;ありがとうございます('ω')番外編はクスッと笑えるようなコメディ作品にさせていただいたので、楽しんで頂けて何よりです!これからもよろしくお願いします(^^) (2017年12月3日 12時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
りんちぃ - 番外編すごく面白買ったです (2017年7月27日 22時) (レス) id: d231d12efa (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - やさきみさん» こんばんは!コメントありがとうございます(*´▽`*)最後は何だか荒々しく終わってしまいましたが、何とか無事完結できて良かったです。ありがとうございます!新作も頑張れますね!これからもよろしくお願いします( *´艸`) (2017年2月18日 21時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - 完結おめでとうございます!続編でもキュンキュンさせていただきました!番外編もすごく面白かったです(*^^*)新作も楽しみにしています♪お疲れさまでした。 (2017年2月18日 12時) (レス) id: 2b88adeffc (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - 待人さん» こちらにもコメントありがとうございます(≧◇≦)山田くん…は出す予定はないので、出されるか分かりませんがもう少しで知念くんは出す予定です♪そちらの方はお楽しみにして待っていただけると嬉しいです。ありがとうございます!頑張りますね! (2017年1月30日 18時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷりちぃ | 作成日時:2017年1月6日 12時