料理14. 止まらない ページ14
しばらく伊野尾慧に引っ張られて連れて来られたのは、
人気のない海岸で。
海岸の岩の壁に押し寄せられる。
『あ、あの…ありがとう』
さっきのは助けてくれたといってもいいよね。
「…もう他のやつに見せたくない」
『はっ！？……んっ！』
その瞬間、伊野尾慧と唇が重なった。
その唇は3秒ほどで離れて。
「そんな無防備な水着着られたらさすがに困る」
それは遠回しにもう着るな。ということなのか。
せっかく買ったのにやっぱり嫌だったのかな。
『…ひゃっ！？』
すると、いきなり伊野尾慧に太ももを触られる。
優しく触れる伊野尾慧の手。
「こういうのは俺が独り占めしたい」
……そう言って私を真剣に見つめる伊野尾慧。
そう言われるのはすごく嬉しいけど、少しだけ不満なことがあった。
『慧だって、他の女の子とヘラヘラしてたくせに…』
そう言うと、イタズラな笑顔を見せる伊野尾慧。
「何？もしかして嫉妬してるの？」
『…そうだよ。私だって慧独り占めしたいもん』
そう言うと、ふふっ。と幸せそうに笑った伊野尾慧。
「そんなこと言うともう俺止められなくなるよ？いいの？」
『……いいよ』
私がそう言うと、また伊野尾慧と唇が重なる。
『……ふっ…んっ…』
キスの時間がいつもより長くなって。
しばらくして唇が離れる。
『っは……ひゃっ！』
唇が離れたと思ったら、
いきなり私の胸の谷間に顔を埋める伊野尾慧。
さすがにこれは……←
しばらく顔を埋めてやっと顔を上げた伊野尾慧。
「ふふっ、マジで可愛い…」
そんな声が聞こえたと思えば、
再び伊野尾慧と唇が重なった。
『…んっ……んんっ』
キスの時間が物凄く長くなって息が苦しくなる。
苦しくなって伊野尾慧の胸板を押すとやっと解放される。
『……っはぁ。ちょっと待っ…息が……』
必死に呼吸を整えようとするが、そんなの伊野尾慧は無視。
さらに私と唇を重ねてくる。
今度はすごく短いキス。
離れては重なって。離れては重なって。
それの繰り返しで。
私が苦しくなったの分かってくれたのかな。
やっぱり優しいなぁ。
「わー！お兄ちゃんとお姉ちゃんがちゅーしてるー！」
その言葉にお互い唇を離して声のする方を見ると。
目をキラキラ輝かせてこちらを見ている小さな男の子が。
『わー！これは違うからね！ね？』
「これは色々と分け合って……」
そんな賑やかな海岸。
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ぷりちぃ(プロフ) - りんちぃさん» 初めまして！今頃返信してしまってすみません；；ありがとうございます('ω')番外編はクスッと笑えるようなコメディ作品にさせていただいたので、楽しんで頂けて何よりです！これからもよろしくお願いします(^^) (2017年12月3日 12時) (
レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
りんちぃ - 番外編すごく面白買ったです (2017年7月27日 22時) (レス) id: d231d12efa (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - やさきみさん» こんばんは！コメントありがとうございます(*´▽｀*)最後は何だか荒々しく終わってしまいましたが、何とか無事完結できて良かったです。ありがとうございます！新作も頑張れますね！これからもよろしくお願いします( *´艸｀) (2017年2月18日 21時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！続編でもキュンキュンさせていただきました！番外編もすごく面白かったです(*^^*)新作も楽しみにしています♪お疲れさまでした。 (2017年2月18日 12時) (レス) id: 2b88adeffc (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - 待人さん» こちらにもコメントありがとうございます(≧◇≦)山田くん…は出す予定はないので、出されるか分かりませんがもう少しで知念くんは出す予定です♪そちらの方はお楽しみにして待っていただけると嬉しいです。ありがとうございます！頑張りますね！ (2017年1月30日 18時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりちぃ | 作成日時：2017年1月6日 12時
