料理02. チーズケーキ ページ2
料理教室に着くと、早速更衣室に向かい支度を済ませる。
そして指定されたテーブルへと向かい、
手洗いと消毒を済ませ伊野尾慧の横に立った。
今日はよく料理教室で会う常連さんも2人いるため、
少しだけ緊張気味。。
「はい、では!今日は二人三脚で作るチーズケーキです!
まず簡単に調理工程を説明しますね」
そんなお姉さんの話を黙々と聞く私。
すると何やら右手に温かい食感が漂った。
伊野尾慧が私の手を握っている…←
チラッと伊野尾慧の顔を見ると、
目が合ってふふっ。と笑ってくれる。
私も微笑ましくなってつい伊野尾慧の手を握り返した。
きっと前までの私は伊野尾慧に手を握られても
こんなに嬉しくなかっただろうな。むしろ鬱陶しかったと思う。←
……なのに、何でかなぁ。
こんなに嬉しくなって。
これがきっと" 恋 "なんだと思った。
……
お姉さんの話も終わり、いざ作業開始!
「ではまずボウルにクリームチーズとグラニュー糖を入れて
ハンドミキサーでクリーム状になるまで混ぜてください」
指定されたクリームチーズとグラニュー糖を入れて、
早速ハンドミキサーを手にしスイッチ入れ回し始める私。
「ねぇ〜俺もやりたい〜〜」
何て横でブツブツ言ってる伊野尾慧。
『後で交代してあげるから…待ってて…ひゃっ!?』
私が話している途中に
後ろから伊野尾慧の左手がお腹当たりに回ってきて。
ハンドミキサーを持っている
私の右手と伊野尾慧の右手が重なっている。
「ふふっ、混ぜ混ぜ混ぜ〜」←
そう言って楽しそうに私の右肩に顔を置き、
ぐるぐるとハンドミキサーを動かす伊野尾慧。
私の心臓が今とても踊ってます←
……
何とか作り終え、いざ実食へ!
でも、なぜか……
「はい!A!あ〜ん」
フォークで掬ったチーズケーキを口元まで持ってこられている状況に。←
仕方なくパクッと食べると。
「ふふっ、じゃあ次俺の番〜!」
とか言って私に強引にフォークを渡してくる。
『はい、あーん』
私もフォークでチーズケーキを掬り、伊野尾慧の口に器用に入れた。
しばらくそのチーズケーキをもぐもぐと食べる伊野尾慧。
……可愛い。。←←
「ふふっ、美味しい」
そう幸せそうに食べるから……
『……馬鹿』
またどんどん好きになっちゃうじゃん。
301人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぷりちぃ(プロフ) - りんちぃさん» 初めまして!今頃返信してしまってすみません;;ありがとうございます('ω')番外編はクスッと笑えるようなコメディ作品にさせていただいたので、楽しんで頂けて何よりです!これからもよろしくお願いします(^^) (2017年12月3日 12時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
りんちぃ - 番外編すごく面白買ったです (2017年7月27日 22時) (レス) id: d231d12efa (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - やさきみさん» こんばんは!コメントありがとうございます(*´▽`*)最後は何だか荒々しく終わってしまいましたが、何とか無事完結できて良かったです。ありがとうございます!新作も頑張れますね!これからもよろしくお願いします( *´艸`) (2017年2月18日 21時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - 完結おめでとうございます!続編でもキュンキュンさせていただきました!番外編もすごく面白かったです(*^^*)新作も楽しみにしています♪お疲れさまでした。 (2017年2月18日 12時) (レス) id: 2b88adeffc (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - 待人さん» こちらにもコメントありがとうございます(≧◇≦)山田くん…は出す予定はないので、出されるか分かりませんがもう少しで知念くんは出す予定です♪そちらの方はお楽しみにして待っていただけると嬉しいです。ありがとうございます!頑張りますね! (2017年1月30日 18時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷりちぃ | 作成日時:2017年1月6日 12時