三角関係10. 学級委員 ページ10
翌日___
「じゃあ今日は学級委員を決めるぞー!
やりたい人は手を挙げてな!」
そんな担任の先生の声が聞こえたかと思えば、
教室中がしーん。となる。
やる気のなさが伝わってきますね。←
そんな教室の中でも私は窓の外の方を見て、
ぼーっと考え事をしていた。
昨日の大貴と涼介くんの様子がマジでおかしすぎて、
心配になるぐらい本当におかしかった←
特に大貴とかどうしたんだろう。
前までそんなこと一切なかったのに…
「誰もいないみたいだからここは公平にクジで決めるぞー」
何て言う先生の声が耳から抜けることなくきちんと入ってきた。
そんな先生の闇の声を聞いたかと思えば、
教室中がザワザワし始めた。
「じゃあ、みんな前に並んでなー」
そんな先生の声に重い体を何とか持ち上げて、
教卓の前へと足を運んだ。
……
…いよいよ、わしの出番じゃ!←
学級委員は女子と男子1人ずつらしい。
私のクラスの女子は14人だから…
14分の1の確率で当たりが出るから、
まぁ…よっぽどのくじ運の悪さがないと当たらないかな。
そんなことを頭の中で考えつつもくじの箱の中に手を入れる。
……よし!これだ!
その場から一度離れて、
閉じられた紙を恐る恐る開いてみる。
開いた紙には先生がよく使っている赤ペンで花丸が書かれている。
……これって…
当たりじゃねーかよ!!!!!!←
……くじ運いいだか、悪いんだか。
「えー!A、当たりじゃん!」
「どんまいだね…学級委員とか一番めんどくさいよ」
私の紙を覗きに来た友達が口々に私に言う。
…そうなんですよ〜、だから嫌だったんだよ。
…あれ?そういえば、男子は…
そう思って男子の方を見ると、
涼介くんの周りを囲んでザワザワしている。
……まさか。
……まさか。
「よーし!全員くじ引いたなー!
当たりは…女子は守口だな!男子は誰だ?」
担任の先生が私の紙を覗き込みながら言う。
「俺…みたいです」
そう言って渋々と先生に赤ペンで花丸の書いた紙を見せる涼介くん。
……マジか。←
「よし!学級委員は山田と守口に決定な!
これから精一杯頑張ってな!」
そう言った先生は私と涼介くんの肩を叩いた。
「えー!山田くんと一緒なら私もやりたかったー!」
「Aいいなー!」
何て女子の声が聞こえる。
どういう状況なのコレ…←
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ぷりちぃ(プロフ) - コメントありがとうございます(ノ∀`●)私自身も小説を書きながら三角関係は素敵だなと思いました(笑)良かったです!またぜひ読んでみてくださいね♪♪ (2016年12月29日 16時) (レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - 三角関係すごく素敵ですね!終わり方が2パターンあってすごく読みやすかったです!完結おめでとうございます♪ (2016年12月29日 15時) (レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - ありねんさん» 初めまして!コメントありがとうございます(*^▽^*)コメントして頂けるのは初めてですごく嬉しいです!これからも読者様がきゅんきゅんするようなお話を書きたいと思いますので、ご愛読よろしくお願いします! (2016年12月18日 9時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
ありねん - きゅんきゅんしています!更新頑張ってください! (2016年12月18日 7時) (レス) id: bc633c168d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷりちぃ | 作成日時:2016年12月7日 20時