三角関係16. 狂う ページ16
貴方side
翌日の朝__
家のドアを開けると、珍しく大貴が立っている。
これで待っててくれるの2回目だけど…
ほんとに最近、どうしたんだろう。
『ごめんね!大貴遅くなっちゃって』
「いや、いいよ」
そう言うと、もう先々と歩いていく大貴。
私も後を必死に歩く。
「ここ、めっちゃ跳ねてんじゃん?」
やっと大貴と横並びに歩けたと思いきや、
いきなり私の髪の毛を馴れ馴れしく触ってくる大貴←
『そう〜、ほんと寝ぐせ嫌…
って!顔…近いって!』
私の髪を触りながら私の顔に顔を近づけてくるもんだから、
驚いて動揺してしまう私。
「何?A顔赤いよ?」
『赤くないし!』
「…照れてんの?」
『大貴が顔近づけるからでしょ!』
そう言って大貴の背中をバシッと叩いてやった。
ほんとに調子狂う!
……
あれから1時限目の理科の授業__
「じゃあ!みんな好きな席に座っていいぞ」
そんな先生の声を聞かずに、
ボーッと窓の外を見ている私←
「ここいい?」
すると、大貴が私の横の机をトントンと叩きながら言う。
『あっ!うん、いいよ〜』
…あ、そっか。今日は自由席だっけ←
そんなこんなで大貴と隣になった。
……
「全然分かんねえ」
授業開始からしばらくしていきなり大貴からの弱音。
『だから、ここはこうなるでしょ?』
私も解けるような問題だから大貴に教える。
分かった?。って言って大貴の顔を見ると、
みるみる大貴の顔が赤くなる大貴。
…え、何なの。調子狂うじゃん←
大勢をもとに立て直すと、
不意に斜め前からこちらを見ている涼介くんと目が合った。
…どうしたんだろう?
少し悲しそうな瞳をしていたような__
すると、フイッと軽く目を逸らされて
身体を前に向ける涼介くん。
…え、ちょ。最近みんなほんとにどうしたの!?
なんか私嫌われてる!!???←
涼介くんの横に座っている知念くんも
複雑な表情で涼介くんを見たり大貴を見たり私を見たりしている。
大貴も突然俯きだすし、ほんとにみんなどうしちゃったの?←
今日は何かとみんなおかしいです←
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ぷりちぃ(プロフ) - コメントありがとうございます(ノ∀`●)私自身も小説を書きながら三角関係は素敵だなと思いました(笑)良かったです!またぜひ読んでみてくださいね♪♪ (2016年12月29日 16時) (レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - 三角関係すごく素敵ですね!終わり方が2パターンあってすごく読みやすかったです!完結おめでとうございます♪ (2016年12月29日 15時) (レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - ありねんさん» 初めまして!コメントありがとうございます(*^▽^*)コメントして頂けるのは初めてですごく嬉しいです!これからも読者様がきゅんきゅんするようなお話を書きたいと思いますので、ご愛読よろしくお願いします! (2016年12月18日 9時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
ありねん - きゅんきゅんしています!更新頑張ってください! (2016年12月18日 7時) (レス) id: bc633c168d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷりちぃ | 作成日時:2016年12月7日 20時