三角関係12. 雑用 ページ12
貴方side
只今、雑用なうです←
……そういえばさっき、大貴が珍しく
手伝おうか?。何て言ってきたから少し驚いた。←←
普段は何にもしない彼がだよ!?
ほんとビックリだわ!!
ほんとは手伝ってほしかったけど、
涼介くんが断ってたし、先生は私達に頼んだんだし…結局断った。
「Aちゃん、どこまで進んだ?」
不意に涼介くんに話しかけられる。
『もう全然終わんないよ〜〜!涼介くん、すごい早いね』
「終わったら、Aちゃんの手伝おうと思って」
『あ、ありがとう…』
うわぁ…涼介くんすごい優しい。
仕事もテキパキだし、私とは本当に正反対だなぁ。
『そういえば…この間はごめんね?
大貴が部活のときに変な態度取っちゃって』
テキパキとクリップで留めている涼介くんに少しだけ話しかけてみる。
「あぁ。全然気にしてないよ。
ユニフォーム重かったし、手伝ってくれて少し助かった」
そんな涼介くんの言葉に緊張気味の空気が、
ほんの少しだけ暖まるような気がした。
「Aちゃんはさ、大貴のことどう思ってる?」
そんな言葉に少し暖まったはずの緊張感が、
また振出しに戻ってきたような気がした。
……だって、涼介くんの目がすごく真剣なんだもん。
『どうって…言われても…幼馴染?だよ』
「そっ…か」
私の曖昧な答えにさらに涼介くんの曖昧な言葉。
暖まった空気感に再び緊張感が漂った。
『そういう涼介くんは、大貴のことどう思ってたりするの?』
涼介くんに聞かれた質問をそっくりそのまま返してみる。
「ライバル…なーんて思ってたりもする…かな?」
そう言った涼介くんの顔は少し大人びてて。
私の視線に気づいた涼介くんは仕事早く終わらせよ。何て言って、
また手元にある資料を手に取る。
……ライバル…ってどういう意味だろう?
「ごめん、ちょっとだけ待ってて」
そんな悩んでいる私になんかお構いなしに教室を出ていく涼介くん。
私も作業を再び開始した。
……
しばらく作業に熱中していると__
「ん、お疲れ様」
何て言って、手元にハーゲンナッツをソッと置いてくれる涼介くん。
『ハーゲンナッツって高いよね?ごめんね』
いつもは大貴とハピコを半分こしてるから__
「ハーゲンナッツってすごい美味いんだよ!」
そう言って自分のハーゲンナッツを食べる涼介くん。
ハーゲンナッツ…いいかも!
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ぷりちぃ(プロフ) - コメントありがとうございます(ノ∀`●)私自身も小説を書きながら三角関係は素敵だなと思いました(笑)良かったです!またぜひ読んでみてくださいね♪♪ (2016年12月29日 16時) (レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - 三角関係すごく素敵ですね!終わり方が2パターンあってすごく読みやすかったです!完結おめでとうございます♪ (2016年12月29日 15時) (レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりちぃ(プロフ) - ありねんさん» 初めまして!コメントありがとうございます(*^▽^*)コメントして頂けるのは初めてですごく嬉しいです!これからも読者様がきゅんきゅんするようなお話を書きたいと思いますので、ご愛読よろしくお願いします! (2016年12月18日 9時) (レス) id: b7b6eb2e08 (このIDを非表示/違反報告)
ありねん - きゅんきゅんしています!更新頑張ってください! (2016年12月18日 7時) (レス) id: bc633c168d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷりちぃ | 作成日時:2016年12月7日 20時