服従21. 頑張る ページ21
あれからあっという間にお昼休み＿＿
いつもの空き教室で涼介と二人っきりっ！←
『お弁当！ジャジャーン！』
涼介の前で涼介のお弁当を開ける。
お弁当を開けると、おにぎりやウインナーが均等に入っているほか
卵焼きが少し多めという涼介のお弁当。
あまりに私が意外なお弁当を持ってきたせいか、
目を丸くしている涼介。
『あのね〜〜涼介のお弁当と私のお弁当お揃いなんだよ〜』
そう言って、バックからお弁当を取り出す私。
「……そういうの要らない」
『あっ、はい、すみませんでした』←
……今のは図々しすぎましたよね、はい←
すると、早速涼介のお弁当に付いているお箸を手に取り
卵焼きにお箸を伸ばす涼介。
……ほんとに卵焼き好きなんだなぁ。
そんな涼介の姿を横からガン見。
そんな私の視線も気にせず卵焼きを食べた。
「50点」
卵焼きを口に運んだと共に放たれてくるその言葉。
『えぇぇぇえ！なんで！？』
あまりにも低い点数で動揺を隠せない私。
この間の30点から20点しか上達していないってどういうことよ、←
「俺、この前砂糖たくさん入れろって言ったけど
ハチミツにしないとダメだろ」
『はぁ？』
「砂糖だと食感がジャリジャリして食べずらい、
それに比べてハチミツはまろやかで食べやすいだろ」
……あなたはプロですか。←
『……がっ、頑張ります』
こうして私の地獄の特訓は始まりました。
……
翌日のお昼休み＿＿
「51点」
『えぇ！なんでよ…』
「いくらなんでもハチミツ入れすぎだろ、甘すぎ。
ちょっとぐらい手加減しろ」
『……はい』
……
さらに翌日のお昼休み＿＿
「35点」
『この前より下がってる……」
「ハチミツを少なくしろとは言ったけど、
何もハチミツを2滴だけしか入れるなとは言ってないだろ。
甘くないし、味ねぇし、美味しくない。
俺にぴったりの量ぐらいのハチミツぐらい入れられるだろ」
『……はい』
……
それからというもの＿＿
「40点」
「45点」
「55点」
中々、点数が伸びないまま＿＿
涼介の辛口コメントにも耐え続け頑張った結果…
……
最初の30点から2週間後＿＿
「80点…まぁまぁ」
『やったぁああああああああぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！』
そんな涼介の言葉に飛び跳ねて喜ぶ私。
何がともあれ、高得点が出て良かったです。
地獄のような2週間だったな…←
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ぷりちぃ(プロフ) - 始めまして！コメントありがとうございます(´∀`艸)山田くんをどうドSにしようか迷いましたが、読者様に喜んでいただけて何よりです！またぜひ読んでみてくださいね♪♪ (2016年12月29日 16時) (
レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - ドS涼介最高すぎました(´- `☆)｡o０ (2016年12月29日 16時) (レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりちぃ | 作成日時：2016年11月19日 18時
