服従18. 嫉妬 ページ18
あれからやっと帰宅__
『疲れたぁああああ!!』
そう言って、部屋に入った私は
自分のベッドに思いっ切りバフッとダイブする。
あれからサボッた分の掃除を放課後にやらされて…
それは別に良いんだけどさ!
落ち葉多すぎるし、落ち葉全然取れないし!←
そんな愚痴を抱えながらもふとお弁当のことを思い出す。
『あ!ヤバッ!お弁当!』
そうして私は急いで服を着て、
カバンを持って、玄関を出た。
……
『えっと…まずは卵!』
そう言って卵コーナーに向かう。
醤油も新しいのにしようと思い、醤油も買い物カゴに入れる。
その他にもお米やお砂糖、そしてハチミツや調味料なども
お弁当に必要なお弁当箱もたくさん買い替えた。
「ありがとうございましたー」
そうして、店員さんに袋を渡される。
『涼介喜んでくれると良いな!』
そうしてスーパーを後にした。
……
スーパーから出ると、ある男の子がスーパーの前でオドオドしている。
あ!あの男の子って____
『知念くん!どうしたのそんなところで!』
「あっ、有原さん。ちょっとね……」
やっぱり!知念くんだ!
知念くんこと知念侑李くんは私のクラスメイトだ。
普段は大人しいからあんまり喋ったことがないんだよね。
顔が可愛らしいから女子には意外と人気があるみたいだけど、
本人はあまり嬉しくないみたい。
「卵を買いに来たんだけど、お金が足りなくて…」
『買えなかったの?』
あまりにも悲しそうな顔をするから少しだけ買った商品が入っている
袋を探ってみると卵が2パックある。
そっか!失敗したときのために、1パック余分に買っておいたんだ。
1パックだけあげてもいいかな…
『これ1パック余分に買っちゃったから知念くんにあげるよ!』
そうして私は知念くんに卵を差し出す。
「ええ!そんなの貰えないよ」
慌てた表情で両手を横に振る知念くん。
『でも卵ないと知念くん困るんでしょ?』
「うっ、うん」
そうして知念くんは私の卵を素直に受け取った。
「でもっ、お金…」
『お金はいらないから!じゃーね!また明日!』
そうして私はルンルンとスキップしながら帰っていく。
私、こう見えてもほっとけない主義なんだよね〜←
このときの私はまだ何も知らない。
知念くんがスーパーの前で顔を赤くして立っていたこと。
……
「....」
そしてそれを涼介が見ていたことなんて__ね。
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ぷりちぃ(プロフ) - 始めまして!コメントありがとうございます(´∀`艸)山田くんをどうドSにしようか迷いましたが、読者様に喜んでいただけて何よりです!またぜひ読んでみてくださいね♪♪ (2016年12月29日 16時) (レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - ドS涼介最高すぎました(´- `☆)。o0 (2016年12月29日 16時) (レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷりちぃ | 作成日時:2016年11月19日 18時