服従17. お弁当 ページ17
「まぁまぁだな」
あれから物凄いスピードで私のお弁当を食べきった涼介は、
「まぁまぁだな」と言いながら私のお弁当を片付け始めた。
……まぁ、ムカつくけど全部食べてくれたから嬉しい。
『特に何がダメだった？』
私がしみじみ聞いてみると、
「卵焼き」
速攻で答えが返ってきた。
……そりゃあ、そうですよねぇ。
特に今日は卵焼き手抜きしたし…
まさか涼介が食べるなんて思わないじゃん←
『どんなところがダメだった…？』
「卵焼きが辛すぎる……
俺の口とは合わない、」
……え！ちょ！私断然辛口派なんですけど！！！！
甘口派とか聞いたことないですけど←
『あ、甘口派ですか？』
「甘口なのは確かだけど、
Aのは醤油入れすぎ、辛すぎだし。
醤油なんかより砂糖いっぱい入れろ」
『はい…分かりました』
私がしょんぼりしていると、涼介が話し出す。
「明日から毎日、俺にお弁当作ってこいよ」
『えっ！？』
「分かったか？」
『はっ、はい…』
一度、涼介の言葉には動揺したが
涼介があまりにも低い声で「分かったか？」って聞いてきたら了承してしまった。
『あの！明日はもっと上手に作ってきます！』
笑顔でそう涼介に言うと、
「当たり前だろ」
なんて言葉が返ってくる。
すると、私の手に何かが差し出された。
……ん？と思って見ると、私の手には焼きそばパン。
あぁ！そっか売店の……って、え！？
あれ！？なんで？と思い、アタフタしていると涼介が言った。
「何も食べてないんだろ、弁当のお返し」
『え……』
何その優しい言葉。
「いらないんだったら俺がもらうけど？」
『いやいや！いりますいります！ありがとう！』
そんな優しいことされたらさぁ、また惚れ直しちゃうじゃん。
そうして袋を開けて焼きそばパンに被りつく私。
私が焼きそばパンを食べていると、
涼介が不意に話し出した。
「じゃあ、掃除時間サボッた罰として放課後裏庭掃除よろしくな」
『えー嫌……』
「やらないとひどーいお仕置きが待ってるからね？』
そう言う涼介の顔は完全に悪魔そのものだった。
『お仕置きは嫌です。やります、やらせてください』
「よし！良い子だ、良い子」
そうして涼介は私の頭をポンポンとなでた。
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ぷりちぃ(プロフ) - 始めまして！コメントありがとうございます(´∀`艸)山田くんをどうドSにしようか迷いましたが、読者様に喜んでいただけて何よりです！またぜひ読んでみてくださいね♪♪ (2016年12月29日 16時) (
レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
やさきみ(プロフ) - ドS涼介最高すぎました(´- `☆)｡o０ (2016年12月29日 16時) (レス) id: abc5f4f025 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりちぃ | 作成日時：2016年11月19日 18時
