君 の 獲 物 ≪ Ryosuke.Y ≫

服従02. 出会い ページ2

両手でお水を3つ抱えながら3人の元へ向かう。


『ごめーん！お待たせ！』


3人に必死で笑顔を振舞う。



「Aちゃん、遅いよ！何してたの？」


「どうせさぁ、男遊びでもしてたんじゃないの〜？」


私の悪口を言いたいだけ言って、ギャハハと笑う美野里ちゃんと絵梨ちゃん。



はぁ…！？


こっちは必死な思いで持ってきて作り笑顔までしてやってんのに、、

何だよそれ。良い顔してるからって調子乗るなよ。←


苛立てる気持ちを抑え、笑顔で振舞う。



「あ、そうそう！A、あそこにあるジュース買ってきてくれない？」


今度は真由香がだるそうに言ってくる。


『あー、、全然いいよ！その間乗り物乗っててよ〜！』




また作り笑顔でごまかした。



……

「ご購入、ありがとうございました〜」


店員さんからジュースを貰った私は真由香のいる元へと向かう




はずだった。



『あれ？どっちから来たっけな〜』


どちらから来たか分からなくなり、周りをキョロキョロする。



『多分あっちだ！』


振り返って向かおうとした瞬間、何か固いものにぶつかってしまった。



バシャッ…


それと共に何かが零れたような音がする。


『…っ、何？』



目を開くと、目の前には服がビショビショになった男の人が立っている。



その目は、




確かに、




確かに、




こちらを睨んでいる、、。




「っ…おい」







何だかヤバい状態…

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