思考を狂わせるキス１ ページ40
【思考を狂わせるキス】
ついに約束の月曜日を迎えた
前日の夜、セフンから
「朝10時に車でそっち迎えにいくから」
というLINEが届いた
断ることも考えたけれど、結局会うことに決めた
会って、もう一度しっかり話そう
セフンの将来を考えると、
私を好きでいても何のメリットもないと思う
それにそれを歓迎する人は誰１人としていないだろう
それなら別れた彼女とヨリを戻して結婚して、幸せな家庭を気付いてほしい
幸い彼女は、セフンの事をまだ好きでいる
説得するなら、今しかない
出掛ける準備をして待っていると、約束の５分前にセフンから電話がかかってきた
SE「着いたよ。ちゃんと起きて準備してた？」
「……今、出るから」
ジョンインが会社に出た後で良かった
こんなところ見られたら、どう説明していいか分からない
外に出ると、マンションの前に白いSUV車が停まっていた
セフンは運転席のドアに凭れかかっていた
SE「おはよ」
そう小さく微笑むセフンは、黒のジャケット、白いデザインTシャツにデニム、それに普段はしていない黒縁のメガネを掛けていた
セフンの私服は昔から見慣れているはずなのに、一瞬だけ胸がドキッとしてしまった
「おはよう」
SE「A、助手席乗って」
言われたとおり助手席に回り、座り心地の良さそうな革張りのシートに座った
セフンが車を持っている事はジョンインから聞いて知っていたけれど、実際に目にするのは初めてだった
車に詳しくない私でも知ってる車で、高級感が伝わってくる
車内は綺麗で、いつもセフンから香る爽やかな匂いがした
その時セフンが私に覆い被るように身を乗りだし、私のシートベルトをしめる
そのセフンの行動に、またドキッとしてしまった
SE「A、何キョロキョロしてるの？」
「……べ、別に。初めて乗ったなと思って」
SE「そういえば、そうだね」
「なんか、高そうな車だね」
SE「まあ。でも、ローンで買ったから」
ジョンインは車も持っていなければ自分の家さえない状態なのに
同じ年齢でこうも違うと、ジョンインが少し不憫に思える
そういえば、子供の頃からセフンはお年玉を貰っても、すぐには使わず、貯めて必要なときに使うような子供だった記憶がある
それとは反対に、ジョンインはお金が入るとすぐに全部使っていた
その差が今の生活にそのまま表れているのだろう
今日のあなたのLUCKY EXOは？
「ごはん食べましたか？」、ド ギョンス
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mochimochi(プロフ) - 淡藤さん» 淡藤さん、ありがとうございます。原作はもう他サイトを閉じてしまってるんです。 (2020年2月15日 22時) (
レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
淡藤(プロフ) - ワクワク、ヒヤヒヤしながら読んでます。続きが楽しみです( ´艸｀)原作も気になります！ (2020年2月15日 18時) (レス) id: 297e6f671a (このIDを非表示/違反報告)
mochimochi(プロフ) - ナルさん» ナルさん、ありがとうございます。もうすぐ次話の公開します (2020年2月15日 14時) (レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
ナル - おもしろいです！続き楽しみにしてます^_^ (2020年2月15日 11時) (レス) id: 1f9d59ad4e (このIDを非表示/違反報告)
mochimochi(プロフ) - あいすさん» あいすさん、ありがとうございます！ (2020年2月11日 15時) (レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mochimochi | 作成日時：2020年2月2日 20時
