〜なぞときなう〜 ページ34
「...へ？」
何言ってんの？って顔してるなぁ...だって、ドアノブ押して開けば普通はいいもんねぇ...
「え、あ、こ、こう...？」
と言って、ドアノブに手を伸ばす。うんうん。そして、ドアノブをひねって引く。でも...
「あ、あれ...開かない...」
もしかしたら...押す...？なんて呟いて、扉を押している。でもビクともしないこの扉。
ほんと、この部屋なんで作ったの？って思うんだよねぇ...まぁ、ありがたいんだけどさ...
そして、五分後。とうとう心が折れたようで。分かんないー...と、床に座り込む。
「...私、誰にも教えてもらってないし。自力でやってみ。」
「...せめてヒントだけでも...お願いします...」
「...仕方ないなぁ...んー...とりあえず、ドアノブの常識を捨てようか。」
「...へ？どゆことー...？」
「常識は捨てましょう。」
「...分かんない(´・ω・｀)」
「だいぶ頭が固いようですね...今度ほぐしてあげましょうか...」
「え、あ、大丈夫ですー！？ｱﾀﾌﾀｱﾀﾌﾀ」
なぜにそんな嫌がるん...？(´・ω・｀)
確か一回ほぐしてあげたことがあったけど...全然普通だし...
...まぁいいか。
「...はよ、解けー！」
「はいー...こう...？あ、違う...じゃ、こう...？あ、違う...(´・ω・｀)」
...どうやら、まだ時間がかかりそうだなぁ...ﾒﾝﾄﾞｸｾｪ...
続く
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作者名：プリペロ♪ | 作成日時：2015年11月27日 19時
