〈プリパラ〉もしも貴方が東堂シオンの妹だったら☆ (ページ24)

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貴方「第十九話…だよ。」ページ24

貴方「お礼ってなにするのー？

吸血鬼「シオンちゃんと貴方の願いを一つずつ叶えて差し上げることです。」

シオン「願い…」

私に願いはあるのか？それは一つ。Aが幸せに暮らすこと。でもこんなことは願わない。自分でやる。自分でAを幸せにする。それでいい。願い事はAに譲ればいい。

シオン「私に願いは無い。Aの願いを叶えてくれ。」

吸血鬼「承知しました。では可愛いお嬢さん…貴方の願いを教えてください…」

貴方「私のお願い？えっとね…長生きしたいの！長生きして、ずっとお姉様と居るの！」

Aは吸血鬼に笑顔を向けた。

吸血鬼「叶えて差し上げましょう…」

そして吸血鬼はまた指をならす。するとたくさんのコウモリが吸血鬼に集って吸血鬼はいかにも吸血鬼らしい姿に変わった。鋭い牙。大きな黒い羽。

吸血鬼「お嬢さん…手を貸してください…」

貴方「こうするの？」

吸血鬼「そうです。では頂きます…少し痛いですが我慢してくださいね…」

次の瞬間に吸血鬼はAの血を吸い始めた。私は止めることが出来なかった。恐怖にもにた感情が込み上げてきて…

吸血鬼「これで貴方は不死身…永遠に生きることが可能です…そして私の血を分けて差し上げましょう…」

吸血鬼は自分の血を取りだし不思議な呪文を唱えた。

吸血鬼「?????????…§＄￡￠∂∝∽♭‰¶‡∬ヱヰαβΩε…」

血がAの中へと入って行く。

吸血鬼「ひとつだけ気を付けてください。それは満月の夜です…満月の夜は魔力が上がり発狂してしまいます…」

貴方「分かった！」

その笑顔は少し大人っぽかった。

それから一ヶ月後、教会に行って記憶を消した…

シオン「だからAの記憶は無かったんだ…」

貴方「うふふ…あははは…貴方も吸血鬼にしてあげる…！」

シオン「すまない…A…」

貴方「こっちに来るな！血を吸われたいのか!?私に近付くな！」

シオン「大丈夫だ…これを見てくれ。」

貴方「