〈プリパラ〉もしも貴方が東堂シオンの妹だったら☆ (ページ14)

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貴方「ほとんど私の夢の話ですね。はい。第十二話だよ。」ページ14

貴方「お姉様、おやすみ。寝るねー！」

貴方サイド

私とお姉様は幼い頃、一心同体で、見た目も全く同じだった。

貴方「ここはどこ？」

私はある日森で迷った。一人の森は暗くて怖かった。

貴方「誰か…お姉様…助けてよ…」

私はゆっくりと大木の上に座った。冷たい雨が私の体を濡らす。

貴方「うわぁーん…」

すると、目の前に誰かがたった。ゆっくりと見上げてみると、まつげの長いキレイな少女がいた。

貴方「だぁれ？」

？「だぁれ？」

貴方「私はAだよ。貴方は？」

？「A？…キラキラ？」

貴方「キラキラ？私？」

その少女は不思議な声で話しかけてくる。

貴方「貴方は？誰？」

？「一緒に歌いましょう…？」

不思議な少女は歌の誘いをしてくる。

貴方「良いよ！」

？「…(ニコッ」

その瞬間にキレイな歌声が森に響き渡った。歌い終わると、恐怖はとっくに消えていた。

貴方「もう怖くないよ！ありがとう！」

？「ありがとう？」

貴方「うん！貴方、名前教えて！」

少女は首をかしげた。

貴方「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ…真ん中はファ…貴方の名前は…ファルル！」

？「ファルル…？」

貴方「貴方、歌が上手いから、真ん中のファに歌声のルルをつけるの！」

キレイな歌声で、ルルーって歌ってた。だから、ファルル！

ファルル「ファルル…」

貴方「あ、家、どこだろう…」

ファルル「導きの歌…」

貴方「なにそれ」

すると、ファルルは歌い出した。

ファルル「森にすんでる♪妖精達は少女を導くわ♪きっと帰れる♪貴方の場所に♪樹神は呼ぶよ♪森の妖精を♪木の導く通りに進んで行けば妖精が導いてくれるから♪」

ファルルが歌う歌詞の通りに森の様子が変わってく。大木が光り、小さな妖精が出てきた。木が一本道を作って行く。

貴方「じゃあね！ファルル！」

歩いていくといつのまにか家ノ前。

シオン「A！どこに行ってたんだ？」

貴方「森だよ。」

貴方「何だ夢か…やっぱり私は…」