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私は霊力の篭った札を何枚か前任へ投げつける。
『何のつもり？』
前任は札を全て斬る。
『私の近くに札を投げつけて……私が斬らないはずないでしょ？って…！』
そう、斬らないはずがない。
だから、札を斬ることで発動する霊能力を仕込んだ。
『な、！ちょこざいな……！』
斬られた札は細長く伸び、それぞれが前任の四肢を拘束する。
『……はっ！こんなので足止めができたつもり？』
前任は自分から流れた血を操って札にまとわりつかせ、血へと吸い込む。
『ほら！札は消えたわよ！……ってあら？あいつは？』
彼女が札に気をとられている間に、私はジャンプして彼女の真上に飛んだ。
凄い、ジャンプ力が人間の血が強かった時の比じゃない。
私は重力に従って落ち、彼女の脊椎から背中までを斬った。
『あああああああああ！！！』
「どうです？驚きましたか？」
前任は傷に苦しみながらこちらを睨みつける。
『こんの……、小娘どもがあああああ！！！』
前任は霊力を大幅に放出しだす。
その霊力は衝撃波となり、誰も前任に近づけない状態になる。
「なにこれ……！」
「やっぱ……化け物ですわ……。」
「みんなしっかり！」
前任は皆がたじろいでる隙に私たちを攻撃する。
「ぐっ！」
「ああっ！」
『この私を、この私を傷つけやがって！！！』
痛い。
痛い痛い。
皆いつもこんな痛みを感じながら戦っていたのね……。
どうしよう、このままじゃまた……！
「これで、どうだ！」
『あああああ！』
三日月が前任を斬り、彼女からの猛攻撃は止んだ。
「三日月！」
「すまなかった。すぐに駆けつけられず。」
「どうやってあの衝撃波を？」
「ああ、あの虎を仕留めた後、虎を盾にすると近づくことが出来たのだ。」
あの虎を盾にしながら近づくって、どんだけ力持ってるのよ……。
そんなことよりも、今がチャンスだ。
深手を負ったはずなのに、不思議と内側から力が湧いてくる。
「……さて、紅白に染まった私を見たのですから。」
動きやすいのと、服がボロボロになってるのもあり、私は上の衣服を脱ぎ、上は胸にサラシを巻いてるのみとなった。
そして刀を構え直す。
「後は、倒されたとしてもめでたいですよね。」
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リン(プロフ) - 心配ありがとうございます！ｗｗでも、泣かないのは無理かも...ｗｗこれからも良い作品を期待してます！！ (2022年3月30日 12時) (
レス) id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - リンさん» 感想ありがとうございます！そんなに泣いたんですか！？それだけリンさんの心を動かせる作品になってよかったです！ただし泣きすぎには注意してください笑 (2022年3月29日 19時) (レス) id: 3cb832e357 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - マジで感動しました！！ですが...次の日、泣きすぎて顔がすごいことになりました！ｗｗ(つまり、すごかったってことですね！！） (2022年3月29日 15時) (レス) @page13 id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 無銘さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年3月29日 7時) (レス) id: 3cb832e357 (このIDを非表示/違反報告)
無銘 - 最高でした！とってもおもしろかったです!! (2022年3月29日 1時) (レス) @page13 id: d15eb96a1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2022年3月4日 0時
