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落ち着いた後、私は部屋の襖を開ける。
「主！」
皆が私の姿を見るなり飛びついてくる。
「よかった…！死んじゃうかと思った…！」
「傷もすっかり良くなったな。」
「もうあんな無茶なことすんなよ…！」
笑顔の者、泣いている者、様々な表情だったが、彼らから感じる感情は安心1つのみ。
この子たちを置いてあっちへ行かなくて良かったと心底思う。
「ところで主、その姿は……？」
大和守がそう呟くと、皆も不思議そうに私を見る。
「後で俺っちから話す。今は聞かないでやってくれるか。」
「あ、うん……。」
私の心情を察してか、薬研が話題を逸らす。
「それより主。」
「ええ。前任審神者討伐へまた向かおうと思っています。いくら彼女が強くても野放しにはできません。」
「なら、また俺たちを出陣させてよ主。」
加州を筆頭に前任審神者討伐へ向かった刀剣男士たちが私の前へ出る。
「宜しいのですか？」
「もちろん。」
「元々俺たちに課せられた使命だ。ならば俺たちの手で終わらせるのが筋という物だろう。」
「もう一度、機会をくれ。」
あなたたちがやる気でいるなら、私には止める理由なんてない。
「わかりました。日程はいつにしましょうか。」
「今からでええです。」
「え！？いや、でもあなたたち疲労が……。」
「薬研から主が回復するやもと聞いた後、燭台切におにぎりを貰ったのだ。疲労の方は問題ない。」
おにぎりを貰ったから疲労は問題ない……？
よく分からないけど大丈夫ならそれでいい。
「ただ、さっきから鶴丸はんが見当たらんなぁ。どないしましょか。」
「……私が鶴丸の代わりに出陣します。」
そう言うと、皆が驚いた顔で私の方を見る。
「色々あって私も刀剣女士としての力を得ました。経験不足なのは承知していますが、私も行きます。刀で戦えなくても、霊能力では戦えます。」
皆から心配そうな顔をされたので、お守りを見せた。
鶴丸が私へ渡してくれたお守りにもう一度霊力を入れた物だ。
「すぐにはやられませんよ。」
「……分かった。」
私たちは再び時間遡行装置の前へ立って会津へと向かう。
「今度こそ、負けない。」
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リン(プロフ) - 心配ありがとうございます！ｗｗでも、泣かないのは無理かも...ｗｗこれからも良い作品を期待してます！！ (2022年3月30日 12時) (
レス) id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - リンさん» 感想ありがとうございます！そんなに泣いたんですか！？それだけリンさんの心を動かせる作品になってよかったです！ただし泣きすぎには注意してください笑 (2022年3月29日 19時) (レス) id: 3cb832e357 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - マジで感動しました！！ですが...次の日、泣きすぎて顔がすごいことになりました！ｗｗ(つまり、すごかったってことですね！！） (2022年3月29日 15時) (レス) @page13 id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 無銘さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年3月29日 7時) (レス) id: 3cb832e357 (このIDを非表示/違反報告)
無銘 - 最高でした！とってもおもしろかったです!! (2022年3月29日 1時) (レス) @page13 id: d15eb96a1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2022年3月4日 0時
