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目が覚めると、私は知らない空間にいた。
「ここは、どこ……？」
上を見ると暗闇が広がっていた。
まるで空が切り取られてしまったみたい。
下を見るとそこは花畑だった。
しかし不思議なことに、鮮やかな色が着いている花はまばらで、ほとんどの花は枯れ木のような色をしていた。
「何なの一体……。」
私はとりあえず辺りを散策してみる。
景色は一向に変わらなかったが、しばらく歩くと赤い橋を見つけた。
私がいる場所と別の場所を繋いでいる短い橋。
しかし、向こう側が空と同じように暗くて何があるか分からない。
とりあえず引き返そうと思い振り返ると、私が歩いて来た場所は段々と暗闇に侵食されていっていた。
「え……？」
私は暗闇から逃げるため、橋の方へ走った。
あの暗闇が何なのか分からないけど、とりあえず危険だと言うことはわかる。
そして橋の上へ辿り着く。
もう橋以外は暗闇で覆われていた。
「どうすればいいの……？」
その時、橋の向こう側に光の道が現れた。
あそこに向かえばいいのかしら。
でも、もうそこしかない。
私は光の道の方へ向かおうとした。
「行くな！！！」
私の腕を何かが掴んで私を元いた場所へ引き寄せる。
すると、光の道も橋も暗闇に覆われ、辺りは元の花畑へと戻った。
「どういうこと……？」
「ったく、危なかった……。」
声のする方を振り返ると、そこには鶴丸がいた。
「鶴丸！！だ、大丈夫ですか！？怪我は！？」
「いや俺はもう手入れしてもらったから大丈夫なんだが……。」
「手入れ……？」
私は鶴丸にあの後の状況を聞かされた。
「私は死にかけて……。じゃああの光の道ってもしかして……。」
「あの世への道かもしれないな。」
背筋がゾッとする。
危なかった。
「……そういえば鶴丸、どうしてここに？ここはどこなのですか？」
「ここは……なんと言えばいいかな。君の体内である事は間違いないのだが……。」
「私の、体内？」
「心の中？が1番近いか。俺がいる理由はまあ、君が死なないようにするためだな。君の魂が体内からあの世へ連れていかれる前に来れてよかった。」
そうだったの……。
鶴丸が来てくれてよかった。
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リン(プロフ) - 心配ありがとうございます！ｗｗでも、泣かないのは無理かも...ｗｗこれからも良い作品を期待してます！！ (2022年3月30日 12時) (
レス) id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - リンさん» 感想ありがとうございます！そんなに泣いたんですか！？それだけリンさんの心を動かせる作品になってよかったです！ただし泣きすぎには注意してください笑 (2022年3月29日 19時) (レス) id: 3cb832e357 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - マジで感動しました！！ですが...次の日、泣きすぎて顔がすごいことになりました！ｗｗ(つまり、すごかったってことですね！！） (2022年3月29日 15時) (レス) @page13 id: 4c69a0ba50 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 無銘さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年3月29日 7時) (レス) id: 3cb832e357 (このIDを非表示/違反報告)
無銘 - 最高でした！とってもおもしろかったです!! (2022年3月29日 1時) (レス) @page13 id: d15eb96a1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2022年3月4日 0時
