鈍い子 ページ17
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「どうぞ、なんもないけど」
後ろからひょこひょこと着いてくるその子を見ているとつい可愛いなと言いそうになる。まぁ、本当に言ったとしてもまた冗談で済まされるんだろうけど。
「最初に部屋に招くのは好きな女の子って決めてたんだけどなぁ」
「好きな女の子じゃなくてごめんなさいね、大和さんすぐそういうこと言うからモテないんですよ！？」
「う、なんか今結構グサッときた」
あいつらと話してるときはよそよそしかったのに俺と2人になった途端アイドル相手とは思えないほど口悪くなるんだよな。タマはいつもこんな感じだったのか。
部屋の真ん中に置いてある大きなオフィスチェアを見て、本当に何もないと感じているのが見て取れる。さすがに俺だけ椅子に座るのもなぁ。
「ま、ここ座れよ」
カーペットの上に座り込んで隣の空いている場所をポンポンと叩くが、座り込んだ場所は俺から結構離れたところ。あー、多分またアイドル怖いとか思ってんだろうな。まぁいいか。
「単刀直入に聞くけど、Aちゃんはタマのことどう思ってんの？」
「どっ、どうとはっ！？えっと、あっ、アイドルで、キラキラしてて、ゲーム好きで、王様プリン…ガチ勢…？」
「お、おぅ、なるほどな。んじゃ、1人の男としてはどう思ってんの？」
「は！？へ！？背が高くて顔面が整ってるとか…？」
あーあ、こりゃタマと同じタイプだわ。
前にタマにも同じこと聞いた時は「俺の友達で、俺と一緒にゲームやってくれるやつ。あと、ちっちぇ」とかなんとかよく分かんないこと言ってたし。
2人揃ってド天然かよ。
タマもたもたしてっとお兄さんがAちゃん貰うぞ。
「あーもう、わかった。時間取らせてごめんな、お兄さんからの質問は以上、あいつらのとこ戻っていいぞ」
「待ってください待ってください、私もうあんなキラッキラしたところ戻れないです。陸さんの瞳が子犬みたいで可愛すぎるし三月さんは笑顔が眩しすぎるし一織さんはクールで凛としててかっこいいしナギさんはとにかく美形すぎて直視できません！！」
「え、俺は？」
「近所のお兄さんみたいなんで、なんか大丈夫です」
俺も一応アイドルなんだけどなぁ。
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なつめみく - まさかの終わり？！ええええええ、、でもなんかすごい余韻に浸るわ、、えちょまってがちほんとこの作品神すぎるよ？？だって言いたいこと全部忘れちゃったもん(？) (10月3日 15時) (
レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
透明(プロフ) - 完結おめでとうございます！途中記憶喪失になったのはビックリしましたが最後に環と再開し、また1から関わりアイナナ達との記憶が甦ると私の想像が広がりました！！次回作も楽しみにしています。 (2021年9月26日 11時) (レス) @page31 id: cdcfd9ec48 (このIDを非表示/違反報告)
春 野(プロフ) - 透明さん» 初めまして。そう言っていただけるだけで意欲が湧いてきます！本当にありがとうございます、頑張ります！ (2021年8月22日 13時) (レス) id: ca5d349695 (このIDを非表示/違反報告)
透明(プロフ) - 初めまして、私が好きな設定の話でしたので読んでみたら凄く面白かったです！ゆっくりでいいので、これからも更新楽しみにしています！！ (2021年8月21日 21時) (レス) id: cdcfd9ec48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春 野 | 作成日時：2021年8月17日 0時
