心の重さは ページ13
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デビュー、かぁ……。
アイドルに無関心だった私が環くんと出会ったのも何かの縁でないか、そう思いつつもアイドルを推すという行為が自分にはあっていないのではないか、そう感じて今まで見て見ぬふりをしてきた。
違う、そう思いたいだけだ。私から行動しなくても環くんなら私に教えてくれるだろうというなんの根拠もない自信が人とは違うという意識を生んでいた。結局のところ、アイドルと一般人というラインを曖昧にしていたのは私自身だったんだ。
さっき感じた猛烈な心の重石は、私の感情を表しているかのように私の中で重くなる一方だった。
それからというもの、心機一転私はIDOLiSH7のことを一から知ろうとラビチューブやラビッターを駆使して様々な動画や情報を集め、自分でも驚くほどIDOLiSH7の虜になっていった。
その際、環くんと壮五さんがMEZZO"という名前でデビューしたことを知ったおかげで、後々環くんから俺デビューしたという言葉を聞いたときに驚くことは無かったけれど。
IDOLiSH7にハマったおかげでそれまで必死にやっていたゲームもあまりやらなくなり、環くんと一緒にゲームをすることも少なくなった。でもその変わりにアイドルとして輝く環くんやみんなの華麗さを知ることが出来て、私としては良い方向に向いたのではないかと思う。
最も、ゲームをしていたときの私の生活リズムは見るに耐えられなかっただろうから。
《ピコンピコン》
久しぶりのラビチャ通知に飛びつくと、送り主は三月さん。
『A、これから暇か?今ホットケーキ焼いてんだけど食べに来いよ!』
これは誘惑。間違いない。
と同時にまた別のラビチャが。
『今から30分以内に来ないとあなたの秘密を暴露して差し上げますよ』
は!?脅迫!?秘密なんてないよ!
でもナギさん悪気なく何か話しちゃうことありそうだし、怖すぎる泣きそう。
『わ、わかりました、すぐ行きます…』
時計は14時をまわったところ。生憎IDOLiSH7の寮は私の家から歩いて15分ほどのところで、ゆっくり行っても20分弱で着くことが出来た。
が、玄関前に立つと本当にインターホンを押して良いのか分からず体が硬直状態に陥る。このまま帰りたい、でもナギさんが怖い。
「あの……どうかしましたか?」
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なつめみく - まさかの終わり?!ええええええ、、でもなんかすごい余韻に浸るわ、、えちょまってがちほんとこの作品神すぎるよ??だって言いたいこと全部忘れちゃったもん(?) (10月3日 15時) (レス) @page31 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
透明(プロフ) - 完結おめでとうございます!途中記憶喪失になったのはビックリしましたが最後に環と再開し、また1から関わりアイナナ達との記憶が甦ると私の想像が広がりました!!次回作も楽しみにしています。 (2021年9月26日 11時) (レス) @page31 id: cdcfd9ec48 (このIDを非表示/違反報告)
春 野(プロフ) - 透明さん» 初めまして。そう言っていただけるだけで意欲が湧いてきます!本当にありがとうございます、頑張ります! (2021年8月22日 13時) (レス) id: ca5d349695 (このIDを非表示/違反報告)
透明(プロフ) - 初めまして、私が好きな設定の話でしたので読んでみたら凄く面白かったです!ゆっくりでいいので、これからも更新楽しみにしています!! (2021年8月21日 21時) (レス) id: cdcfd9ec48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春 野 | 作成日時:2021年8月17日 0時