ステージ ３７ ページ39
父「あれ？Aか？久しぶりだな！」
「え？」
そこにいたのは結構元気なお父さん
父「どうしたんだ？」
「え、だって倒れたって…」
そこには看護師の優香さんもいた
優香「唯川さんAちゃんが最近来なくて寂しいからって倒れた振りしてね笑 流石元舞台役者、みんあ騙されちゃったわ笑」
倒れた振り？騙す？
「ふ…っふっざけんなぁああ！」
父「まぁまぁそう怒らないで怒らないで笑」
「怒るに決まってるでしょ！紬お兄ちゃんだって他の人も巻き込んで…」
父「紬くんが？」
「あ、そっか。私ね今MANKAIカンパニーにいるの、紬お兄ちゃん演劇また始めたんだよ！」
父「そうかそうか、それは良かった。それでその奥に居る虫は誰だね？」
虫？と思いながら病室の扉の方を見たら至さんがいた
「虫じゃないよ！茅ヶ崎 至さん！お父さんの馬鹿な演技に巻き込んじゃった一人だよ！」
父「Aのちかくの男は皆虫同然。入ってきなさい」
至さんはどうも、と軽く自己紹介もして私の隣の椅子に座った
私はお父さんと至さんと軽くおしゃべりをした
確かに久しぶりだな
別にお父さんに会いたくなかったとかじゃないけど普通に忙しかったんだよね笑
だからって倒れた振りって…
時々元気すぎてこの人本当に病人なのかなって思っちゃうよ…
先生「Aちゃんちょっといいかな？」
私は先生に呼ばれた為部屋を出ようとした
だが一回振り向き
「お父さん、茅ヶ崎さんになんか言ったら本当に怒るからね」
はいはいと言ったお父さんの顔を目に焼き付けるかのようにじっと見てから私は部屋を出た
先生の部屋に歩いてる途中私は静けさに耐えれなくてつい聞いてしまった
「お父さん、治りますか？」
その質問に先生は答えにくそうに家族に成人した人はいるかと聞かれたが私は首を横に振った
私は先生の部屋に入り目の前に色々と資料を並べられた
先生「お父さんの病気には手術が必要なのは知ってるよね？」
私は涙が出ないようにと必死だったからこくりとうなづくことしかできなかった
先生「お父さんは今結構ギリギリまで来ていてね、もう手術を伸ばすことはできないんだ。来週中に手術をしないと…」
先生は申し訳なさそうに私の前に金額やらが書かれた紙を出した
涙目になりながらもその紙を見ると到底高校生が払える金額では無かった。
その日私はお父さんに笑顔でまたねをして至さんの車の中で大泣きをしながら帰った
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ほあ(プロフ) - YYさん» こんにちは！コメントありがとうございます！褒めのお言葉励みになります！いづみさんの喋り方にはこれから気をつけていきます！ (2017年5月9日 20時) (
レス) id: 9de2bf0a36 (このIDを非表示/違反報告)
YY - ストーリーはすごく良い。茅ヶ崎至の二面性のある感じがすごく面白いし可愛い。読んでて楽しい。 (2017年5月9日 20時) (レス) id: cbbba0aa47 (このIDを非表示/違反報告)
YY - いづみさんの言葉遣いをもう少し上品にしてほしい。 (2017年5月9日 20時) (レス) id: cbbba0aa47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほあ | 作成日時：2017年4月15日 8時
