ステージ ３０ ページ32
「ありがとうございます」
至「はいはい、どうぞ乗りな」
車すぐだせるとかやっぱり大人だな
というか…
「王子様モード過ぎません？」
至さんは完全にお外用のモード
服もちゃんとしていて、まぁあの干物の格好で来られても困るけど、でもだとしても今の格好はあたかもエリートって感じだ…
至「いつ誰にどこで会うかわからないからねぇ」
このエセエリートは…騙されてらっしゃる同僚さん達に流石に同情するわ。ま、干物の至さんのことは知らなくていけど
まぁ、特に車出してもらう理由も何もなかったんだけど、普通に歩くのだるかったし？ちょっと駅から寮は遠いしさ？
…
至さんといたかったし？ だって聞いて！寮で二人きりになれることないんだよ！二人のとか絶対と言っていいほどゲームになっちゃうし…
「もっと一緒にいたいし…」
至「誰と？」
「へ！あ、誰でしょうね…あはは」
あっぶな！声に出てた…
至「せっかくだし寄り道しようか、どこか行きたいところある？」
え？え！二人で！？ひゃぁああああああ
「茅ヶ崎さんが行きたいところならどこでも！」
至さんは私の頭を撫ででなにそれ、超級クエストと少し笑いながら言った
＿＿＿＿
ということで少し遠いですがど定番の海に連れてきてもらいました！！
至「ごめん、俺こういうの苦手でギャルゲの王道しか思いつかない」
「いえ！茅ヶ崎さんと一緒なら私はどこでもいいです！」
うんうん！王道だろうがなんだろうが好きな人と一緒ならどこでもいいです！どこでも！
海、久しぶりに来たな…
本当に小さい頃は家族と夏にいつも来てたっけな
至「でも、海とかいつぶりだろう」
「私もです」
私たちは海辺を二人でゆっくりと歩いて行った
だいぶ暗くなって来たな
少し歩いていると至さんが急に止まった
「茅ヶ崎さん？」
至「俺、二年前にここでこっぴどく振られたんだよね笑」
…私は至さんが見ている海の方を見た
元カノか…私は彼氏とかいたことないからわからないけど
紬お兄ちゃんも私といたときは彼女いたことなかったし
至「結構本気で好きでさ、でもだからか精神的ショックが大きすぎたのか、それからなんだよね外ではずっと猫かぶって他人ともそこまで関わらなくなったの」
「…」
至さんはこっちを見て少し悲しそうに笑った
至「急にごめんね笑」
…
…
「私の前でも素になれませんか？」
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ほあ(プロフ) - YYさん» こんにちは！コメントありがとうございます！褒めのお言葉励みになります！いづみさんの喋り方にはこれから気をつけていきます！ (2017年5月9日 20時) (
レス) id: 9de2bf0a36 (このIDを非表示/違反報告)
YY - ストーリーはすごく良い。茅ヶ崎至の二面性のある感じがすごく面白いし可愛い。読んでて楽しい。 (2017年5月9日 20時) (レス) id: cbbba0aa47 (このIDを非表示/違反報告)
YY - いづみさんの言葉遣いをもう少し上品にしてほしい。 (2017年5月9日 20時) (レス) id: cbbba0aa47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほあ | 作成日時：2017年4月15日 8時
