恋に恋して、君を好きになる

第11話 ページ11

ふーん…そっか！

じゃあ入ろう！ここのおすすめはね〜



あーー天使ィィ(T人T )


カラン


いらっしゃいませー


女性の声、可愛らしい人だ



あ、コナンくん、いらっしゃい


こんにちは、梓さん



榎本 梓さん


ここの店員さん



マスターとともに


ここを切り盛りしているらしい。



こちらは？と首を傾げる



うわ！何この人かわゆす！



僕の友達〜



こっちもかわゆす！！！



あちらの席どうぞ、と窓側へ案内される



はぁ…


正直、さっきご飯食べたばっかりだから



そうそう甘いものには手を出せず



カフェラテを片手にコナンくんとお話をする



コナンくんはいつから毛利先輩のところに？


んーとね…さ、3ヶ月くらい前かな？？



え…今絶対適当に言ったよね？ね？



そうなんだ

お父さんお母さんと離ればなれで寂しくない？


ううん！みんながいるから寂しくないよ！



この子強いなー、お姉さん感動ですよ



お姉さんは家族と暮らしてるの？



ん？私？




…。




私は一人暮らしだよ。



そうなんだ、寂しくない？



…うん、もうなれた、かな



小学生もきょうは言わずもがな休日。


たわいのない話が続く。


飲み物も空になり、お会計を済ませる。



もちろんここは、おごるよね。



外にでてコナンくんに手を振る


このあと博士のところに行くらしい



気をつけてね



手を振り歩こうとしたとき



ドサッと大きな音とともに、悲鳴が起こる



…じさつ


そう思って私の足は止まることなく進んだ



はずだった



どいて！！！…誰か！警察呼んで！！



さっきまで話してた子供の声。



関わりたくない



帰らないと



そのことでいっぱいになった頭は



また足を動かした。

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