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廉「あのおっさん絶対インチキやわ」
『ははは
永瀬廉が下手なだけでしょ』
あの後金魚すくいをやったのは言いものの
永瀬廉が笑えるほど下手っぴで、帰り道ずっと愚痴を言っている
廉「ちゃうわ！俺のだけ紙を薄いのに変えとるんやで」
『なんのためにそんな事するのよ』
廉「俺がかっこいいからに決まってるやろ」
「・・・
まぁ、2人とも金魚取れてよかったね」
自分が取れた赤い1匹の金魚を見つめる
廉「無視すんなよ」
私が永瀬廉のボケを無視したものだからすこし拗ねはじめる
『ふふふ』
廉「まぁええわ
とりあえずはい、これおまえにやる」
永瀬廉が渡してきたのは永瀬廉が2000円をかけて取った1匹の黒い金魚だった
『え、でもこれアンタが頑張って取ったやつでしょ』
廉「だって、1匹だけやと金魚が可哀想やん
せっかく合計で2匹取れたのに離れ離れにされたら金魚も泣くで
だから、はい受けとって」
そう言って自分の金魚をグイッと押し付ける
『でも…』
実は言うと私の金魚の分まで払ってくれたんだよね
だから軽々しく受け取れない
『あ、わかった！！
じゃあ、アンタが2匹持っててよ』
私は自分の金魚を押し付け返す
廉「俺が？！」
『うん、それでさまた家に遊びに言った時にどれぐらい成長したか見せてよ』
廉「いいん？」
『うん！その代わりちゃんとご飯やるんだよ』
廉「わかった！！」
そう言って嬉しそうに私の金魚と自分の金魚を見つめる
なんだ、結局欲しかったのね
なんか…可愛い…
そうこうしていると私の家まで着いた
『今日はいろいろありがとう』
廉「ほんまやで
おれのTシャツ涙と焼きそばのソースでいっぱいや」
『ごめんごめん』
廉「クリーニング代取るぞ！！」
『うわ！お金持ちのくせにケチくさ！』
廉「うっさいわ！
じゃあ、またな」
永瀬廉は私に手を振り背中を向けた
それと同時に私も家に入る
自分の部屋に着くと浴衣のままベットにダイブする
そして携帯の写真ホルダーを開け、紫耀との写真を見つめる
『バイバイ私の初恋の人…』
私は画面越しの紫耀にお別れを言って
紫耀との写真をゴミ箱に入れた
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ミミ(プロフ) - もちさん» そう言って頂けて本当に嬉しいです！期待に応えられ頑張りますね(≧∇≦*) (2019年10月26日 22時) (
レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 面白くて大好きです！！ 頑張ってください！ 応援しています！！！ (2019年10月26日 14時) (レス) id: 0830f30708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミミ
| 作成日時：2019年10月12日 15時
