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やばい…泣きそう
最初は走って逃げたものの足が痛くなって歩く事にした
最近好きって分かったのに、もう失恋じゃん
涙をかき消すために手に持っていた食べかけの焼きそばを口にバンパンに入れる
『冷めてるし…』
お店の窓ガラスに映っている自分を見てみると、焼きそばのソースが口いっぱいについているのもみじめに見えて
涙が溢れてきた
「おいA！！」
突然呼ばれた私の名前
声を聞いただけで分かる
『なんでこんな時に来んのよ』
廉「何言うてんねん
紫耀が桃華の事見つけたって連絡きたからもうお前は探さんでええねん…ってお前なんで泣いてんねん」
永瀬廉が私を追い越して顔を覗き込んできた
何故かわからないけど、永瀬廉の顔を見ると泣かずにはいられなかった
『う〜ん、もういやだぁ〜』
廉「え、ほんまに泣いてるやん
ど、どうしよ」
私が予想以上に大泣きするもんだから永瀬廉が戸惑い始める
私が失恋したから泣いてるなんて思ってないんだろうな
私は永瀬廉が1分ほどあたふたしているのを涙目になりながら見ていると
私の視界は真っ暗になっていた
それと同時にすこしキツめの香水の匂いがする
そう、私は永瀬廉に抱きしめられていた
『え、なにしてんの？』
抱きしめられた事なんて家族以外初めてだったから、頭がパニック状態
廉「振られた女をそっと抱きしめる…それしたらAはキュンキュンするんやろ？
悲しむぐらいならキュンキュンした方がええやろ」
『なにその論理〜』
多分これは永瀬廉なりに私を泣き止まそうとしているのだろう
なんでこんな時に限って優しくするのよ
不器用だけど、なんだか甘えたくなってきて
私は永瀬廉の腕の中で泣いた
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ミミ(プロフ) - もちさん» そう言って頂けて本当に嬉しいです！期待に応えられ頑張りますね(≧∇≦*) (2019年10月26日 22時) (
レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 面白くて大好きです！！ 頑張ってください！ 応援しています！！！ (2019年10月26日 14時) (レス) id: 0830f30708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミミ
| 作成日時：2019年10月12日 15時
