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私は桃華ちゃんを探しにお祭りの人混みを出た
浴衣で走るのはつらくてプラス下駄だからさらに走りにくい
『ハァハァハァ』
なんでこんなに必死に桃華ちゃんを私は探してるんだろ?
別にそこまで仲良くもないし
もし探して見つけたとしても
私と永瀬廉が付き合っている事は事実だからなんて声をかけていいか分からない
でも…
あの泣いてる姿が頭から離れない
ずっと好きだった相手がつい最近知り合った女に奪われる
そんな事されたら誰だってその場から逃げたくなる
『桃華ちゃーん』
私は慣れない服と靴で桃華ちゃんを探し続けた
【桃華を探して20分後】
『桃華ちゃん』
公園で立っている桃華ちゃんを見つけた
でも誰かと話している
私の視界には電柱が邪魔をして誰と話しているのか分からない
だから、少し横にズレる
その正体は
『紫耀』
平野紫耀だった
よかった〜紫耀が先に桃華ちゃんの事を見つけていたんだ
私が出てきても気まづくなるだけだし
あと兄弟どうしで話してもらおうと思い私は桃華ちゃんと紫耀に背中を向ける
桃華「もうほっといてよ」
しかし、桃華ちゃんと紫耀が喧嘩をしている声が後ろから聞こえてきた
それを聞いた私は足を止めた
紫耀「ほっとけないだろ!!
俺にとってお前は大切なんだ」
桃華「お兄ちゃんだから桃華の事大切なんでしょ?どーせ赤の他人なら廉さんみたいにうざい女って思ってた」
紫耀「そんな事思わねーよ」
桃華「思うわよ
てか早く手離してよ!!」
紫耀「やだ離さない」
桃華「もう、うざい!!
こんなめんどくさいお兄ちゃんいらない!!!!」
その言葉を桃華ちゃんが放つと、紫耀は何も言わなくなった
桃華ちゃんも今のは言いすぎたと思ったのか咄嗟に謝る
桃華「今のは言い過ぎた…ごめん」
紫耀「俺だってお前のお兄ちゃんなんかになりたくなかった」
桃華「え…」
その時紫耀は桃華ちゃんを抱きしめた
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ミミ(プロフ) - もちさん» そう言って頂けて本当に嬉しいです!期待に応えられ頑張りますね(≧∇≦*) (2019年10月26日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 面白くて大好きです!! 頑張ってください! 応援しています!!! (2019年10月26日 14時) (レス) id: 0830f30708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミミ | 作成日時:2019年10月12日 15時