BLACK永瀬君

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桃華「桃華全然今の勉強ついていけなくて〜だから廉さん教えてくださいよ〜」








廉「めんどいからやだ」







桃華ちゃんは永瀬廉の横を動こうとしない






まるでひっつき虫のみたい…







こんなの彼氏がされてたらすっごい嫉妬するんだろうな〜






・・・








・・・・・









って私…永瀬廉の彼女じゃん








なにも無さすぎてその事も忘れてた






何気なく紫耀の方をチラッと見てみると

顔にシワを寄せて少し不機嫌そう





どうしちゃったんだろう








『紫耀？』







紫耀「え？あ、なに？」







『いや、なんか怖い顔してたから』







紫耀「ほんと？！そんな顔してた！？
この頃顔の運動にハマってるからその癖が出ちゃったのかな？」







『なにそれ(笑)』









桃華「りんご飴屋さんどっかにあるかな？
桃華りんご飴食べたーい
廉さん一緒にいきましょ」






紫耀と話していると後ろからまた桃華ちゃんの声が聞こえてきた






廉「勝手に行ってこいや」







桃華「え〜一緒に行きましょうよ」








駄々をこね始める桃華ちゃんをウザそうに見ている永瀬廉を見て、何日も会ってないけどやっぱり永瀬廉だなぁ〜って思う







すると横にいた紫耀がいきなり口を開いた







紫耀「俺も欲しいから俺と一緒に行こ」







桃華「嫌だよ！廉さんと行く」







桃華ちゃんは紫耀の誘いをあっさり断った




私ならすぐにうんっていうのに…









紫耀「もーう廉も困ってるだろ
さっさと行くよ」







紫耀はいきなり桃華ちゃんの手を取ってさっさと歩いていく







なんだろう









桃華ちゃんは紫耀の妹さんなのに

















胸が痛い

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