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“じゃあここでキスしてみてよ”
キス?!
コイツとキスとかホントに無理!!
てか私まだファーストキス残ってるんだけど
私は必死で『断われ』と心の中で連呼し永瀬廉に顔で訴えた
廉「ええよ」
『え?』
おい待てよ、永瀬廉!!
永瀬廉の顔をみると少し笑っている
絶対コイツ楽しんでるよね!?
永瀬廉は私の顎を手で自分の方に向かせる
ちょっと待って!
ホントにするの?!
どんどん視界が永瀬廉だけになっていく
キ、キスされる!!!
しかし、永瀬廉は私にキスをする直前でピタッと止まった
廉「ふっ、こんな所でする訳ないやん」
「なによ、やっぱり出来ないじゃない」
廉「じゃあ逆に聞くけどこんな所で俺らのキスなんてしてええの?」
「え?」
廉「俺らのキスは濃厚でやり始めたらお前にはした事ないような、あんた事やこんな事をいっぱいした後第3ラウンドまであるんやで?
まぁ、そんなに見たいんやったら今からホテルでも行って見てるか?」
私にはわかる…絶対今私の顔真っ赤だ
「なっ、もういい!!
お前うざいんだよ」
その女性は私と同じように顔を真っ赤にさせて、自分の水を私の顔にぶっかけて店を出て行った
え?なにこれ?
なんで私が水かけられてないといけないの?
『これが狙いだったの?』
廉「え、ごめんごめん
偶然元カノが来て〜」
『ふざけんな!!』
この服も髪の毛も全部しつこい元カノを諦めさせるためのものだったの?!
この前までなんの関係か分からないと思っていたが、今ならわかる…
コイツは私をモノでしか見ていない
私と付き合ったのも復讐のためなんだ
『私帰る
お金も全部返すから』
私は走って店の外に出た
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りこ - 間違って他の話のことをコメントしてしまいました!ごめんなさい!この話はきゅんきゅんするところがたくさんあって一気に全部読んじゃいました!最高です!実写映画化してほしいくらいです!これからも応援しています! (2020年1月13日 22時) (レス) id: ba9371e06f (このIDを非表示/違反報告)
りこ - めちゃくちゃ良い話すぎてずっと泣いてました! (2020年1月13日 21時) (レス) id: ba9371e06f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミミ | 作成日時:2019年8月17日 22時