私達は、兄弟なの？

8.学校 ページ10

Aside



私達が通う学校はかなり特殊だ。

幼稚園から大学までのエスカレーター式。


私の母の弟が経営している学校で一学年一クラス。

医者を育成するために作られた学校だ。


そして、成績順にＡからＣとクラスの中でランク付けされる。

卒業時、Ａランクの生徒は私の母の兄(臣くん達のお父さん)が経営する国内最大の五十嵐病院に入れる。



私達兄弟は全員Ａランク。

だけど、私達家族にはこれが当たり前。

従兄弟の臣くん達だってＡランクになって五十嵐病院で働いている。







玲於と隼と別れてクラスに入る。



涼・貴「「おはよう！」」

Ａ「「おはよう!!!」」





このクラスにはＡランクは(私と涼太を含め)七人。


楓「A!!!この間くれたお菓子ってさどこに売ってるの!？」

その細い体からは想像できないけどお菓子大好きな楓と

壱「楓、太んで？」

関西弁＋毒舌だけども優しい壱馬と

希「夫婦漫才、朝からいらないよ〜」

そのゆるゆるな空気からは想像できないほどの塩対応がちょいちょいでちゃう希と

北「希、ブラック出てるから」

自分の可愛さをあざとく使う男、北人と

晴「にしても、A今日おかしくない？」

いつもは天然な癖に時々鋭い勘を発揮させる晴美。


貴「え、特に何m涼「A、朝から頭痛いっぽい」涼太ぁ、それ言っちゃダメなやつ。」

涼「え？なんで？」


涼太がそう言った瞬間、



晴「え、A頭痛いの!？」

楓「ちょちょ、熱ないよね!？」

希「早退した方が…」


この子達は常に←過剰反応するから大変なんだよ

さて、この三人をどうしましょ…

9.▽→←7.朝

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