私達は、兄弟なの？

7.朝 ページ9

Aside



朝６時私は起きる。

キッチンにはホワイトボードがあって自分の名前と起床時刻、朝食の有無が書かれている。


朝食は私が昼御飯は各自で。夕食はお手伝いの人が。

これは決まりごと。


起床時刻まで起きてこなかったら私が起こしに行く。基本は自分で起きるけど。



朝御飯の準備中に続々と起きてくるみんな。

テーブルに運ぶ頃には全員が起きてて。


自分の席以外にご飯をおく。

今日は、頭がいたくて食欲がわかない…


キッチンでゼリーだけ食べて用意する。


貴「涼太まだー！？」

涼「待って待って」


隼と玲於と私で涼太を待つ。

貴「隼、大丈夫？」

隼「うん」

貴「無理しないでね。」




涼「ごめん、遅くなった」

貴「もう」

そう言った瞬間、頭が痛くなってこめかみをおさえる。


涼「A？」

隼/玲「「Aちゃん？」」


貴「何でもない、大丈夫だから行こ？」

涼「ほんとに？頭痛いんじゃないの？」

貴「ちょっとね…でも大丈夫だから。」


かなりキツいけど、昨日臣くんに気を使ってもらって与えられた二週間は何としてでも我慢しなきゃ。


涼「ほんとに大丈夫？」

貴「大丈夫だから。学校行こう」

涼「無理しないでね…？」

貴「うん。そんな心配しなくても大丈夫だから。」


大丈夫大丈夫＿＿＿

自分にそう言い聞かせながら学校へ向かった。

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