23.二人の時間 ページ25
翔吾side
目が覚めて、異常がないことも確認されて
久々のAの起きた姿をみることができた。
後ろにはお兄さん達もいる。
みんなが喜んでいた。
すると壱馬がみんなにこそこそ話して、俺とAが二人きりになるようにした。
壱「久しぶりなんだから、ゆっくり話せよ。」
そうニヤニヤしながら小声で言って外に出ていった壱馬。
翔「A、久しぶり。会いたかった。」
まだ、酸素マスクをつけられてるからAが喋ることはできない。
でも、笑顔で頷いてくれる。
そのちょっとした動きでも幸せだった。
Aが生きてると感じられるから。
翔「ごめんな、無理してたよな。支えられなかった…」
そういえば首を振るA。
翔「無理しなくて良いよ。今、ここには俺しかいないんだから。」
すると、Aは小さく口を動かした。
_____こ、わ、い。
翔「こわいって言った?」
尋ねれば頷く。
翔「何が?ゆっくりでいいから、教えて?」
___め、い、わ、く
翔「みんなに迷惑かけるって心配してんの?」
頷いてさらに口を動かすA。
__い、ま、ま、で、の、ど、りょ、く、が、き、え、ちゃ、う
泣きそうな顔でそう伝えたA。
翔「もう、我慢しなくていいんよ?」
はっと、目を見開くA。
翔「もう、全部を背負い込まなくていいんよ?
俺達も兄弟のみんなもいる。
臣くん達もいる。
なぁ、A。
Aは一人じゃないから___」
304人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Hinata_katayose(プロフ) - 続きが楽しみです!!更新楽しみにしていますね! (2020年1月1日 19時) (レス) id: 92023f5cc3 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 続きが見たくなりました (2019年8月2日 2時) (レス) id: 454e79f10d (このIDを非表示/違反報告)
ほくぶー - 続き楽しみです!頑張ってください! (2019年3月25日 0時) (レス) id: 90e8ec79ac (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん - 見たい (2019年3月20日 22時) (レス) id: 610bbfc54e (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 続きが見たいです! 頑張って下さい! よろしくお願いします! (2019年1月25日 18時) (レス) id: 5b7bb80215 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:PURIN x他1人 | 作成日時:2018年8月16日 17時