『チーム』という絆、そして思い出 ページ17
｢チームとは｣
｢お姉ちゃんらしくない聞き方だ…｣
｢チームはね普通3人で組むの！3人だと1人だったらできない事もできるようになるの！｣
ユイカははその言葉を聞いてらぁらはお姉ちゃんみたいだけど友情は大事にする人だな、と確信した
｢チームねえ、いいかもしれないわね｣
｢ちょっとベラさん！？｣
｢いいじゃん！組もうよユイカ｣
｢ええ…考えとく」
「ところで、レイナさん達は、何処にいらっしゃるの？」
｢｢｢｢あ…忘れてた｣｣｣｣
「探さないと…はあ…｣
一方のレイナ達は
｢ねえ、シェイン｣
｢なんでしょう、姉御｣
｢シェインって、あの2人がどんな想いを背負って旅をしてきたことを知った時にどう思ったの？｣
｢…あんなに元気な2人にあんな暗い過去があるなんて、想像すら付きませんでした。｣
｢…人はみんな、裏を抱えているものなのね。でも…｣
｢でも？｣
｢…あの2人は、私たちに話しても、きっと心の闇は消えない。ユイカなんか目に見える傷があるし。それに、ベラが逃げてきた理由。若草物語の想区で起こったことも関係していると思うわ…｣
｢ただいまー！！｣
「ユイカ？どうして…
瞳の色が戻ってるの？」
「色々としてもらってね。あ、危なくないよ、安心してよ」
｢じゃあ、何故戻ってるの？｣
｢まあ、通りすがりの魔法使い？魔女？に手伝って貰ってねー｣
｢ユイカ、もしかして…｣
｢姉御、落ち着いてください必ずあの人とは限りませんし｣
シェインがレイナを落ち着けた、通りすがりの魔女だったらあの人しか思い浮かばないが必ずしもあの人ではない、と思ったからだ
｢そうね…｣
「ユイカ、話があるんだけど」
「何、お姉ちゃん」
「ちょっとこっち来て」
「うん」
そういって、ナノハとユイカはどこかに行ってしまった
「何か大事な話でもあるのかしら…」
「姉御少なくとも突進したらいけませんよ？」
「わかってるって」
そういってレイナも後をつけていった
どうやら好奇心が抑えられなかったようだ
レイナは探し始めてから間もなく2人を見つけた
ばれないように聞いた会話はこんな風な感じだった
「ユイカはさ、ルーイに会いたいの？」
「ルーイって誰だっけ？」
「ユイカ、忘れちゃったの？」
「冗談、冗談。でも会いたい事には変わりないよ。あとはミチルさんに会えればね。今頃ルーイさんと旅でもしてるんじゃないかな」
「ルイスさんはーーー」
会話はそこで聞こえなくなった
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