プリパラ〜奇跡の歌姫〜

嘘 ページ19

いじめっ子｢…あ、わ…私達はぁ、Aちゃんと仲良くなりたいって思ってたしぃ｣

いじめっ子｢そうそう！２組の玲菜ちゃんがいじめろって言ってきたから嫌々いじめてただけでぇ…｣

A｢そう……なんだ…。｣


私がミィナってわかった瞬間に仲良しごっこ？
有名な子と親友だって自慢したいから？

いじめっ子｢あっ…でも玲菜ちゃんには聞かないでね？言ったって嘘つくに決まってるから｣


そうだよね…だって、私が玲菜って子に聞いたら嘘がバレるもんね？


いじめっ子｢ねぇ、仲良くなった記念に写真撮らない？｣


いつ仲良くなったの…？

いじめっ子｢ツーショットが良いんだけどさ｣


どうせ自慢して羨ましがられたいだけじゃん。


いじめっ子｢ねぇ、良い？｣


私なんて所詮そんな"物"なんだ…。


いじめっ子｢えっ!?何で泣いてるの？｣

いじめっ子｢うちらと仲良くなれた事がそんなに嬉しい？｣


嬉しくない…嬉しくないんだよ……！

らぁら｢あっ！ミィナちゃん!!｣

いじめっ子｢らぁらちゃんだ!!私達ラッキーじゃない？｣

いじめっ子｢確かに〜｣

らぁら｢何で泣いてるの？ミィナちゃん…お腹痛いの？｣



嘘、嘘、嘘…！

嘘ばっかり!!本当は心配なんてしてないくせに!!

"ミィナ"だから優しく接してるだけに決まってる！

らぁら｢ミィナちゃん…？｣

いじめっ子｢この子、私達と仲良くなれた事が嬉しすぎるみたいでぇ、｣

いじめっ子｢だから泣いてるんですぅ〜｣

いじめっ子｢そうだ!!ミィナとらぁらちゃんで私を挟んで写真を撮って下さい♪｣

らぁら｢かしこまっ☆ミィナちゃん、撮ろう？｣


プリパラも現実も、同じなんだ…
私にはプリパラが唯一の救いだったのに…！


らぁら｢あっ！ミィナちゃん!!｣

たまらず私は走り出した。



これで救いはあと１つ………

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