優しい彼奴。 ページ2
橙*黄
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「亮ちゃーんっ！」
「うっさい丸！」
「相変わらず冷たいわ〜。」
目の前でクネクネと気色悪い動きをしている丸を冷たい目で見ながら台本をバッグにしまう。うるさくて集中できへんねん。
「飲み物買うてこよ…。」
ため息を吐きながら立ち上がると丸が隣に来た。
「亮ちゃん、俺も行く〜♪」
「勝手にしたらええやん。」
丸を置いてスタスタと歩いて行くと後ろから、亮ちゃん待ってや〜って情けない声が聞こえてくる。
別に丸のことが嫌なわけちゃうで？
ただ俺の性格上、丸と接するときはこうなってしまうだけで…。
隣に並んだ丸が冷たい亮ちゃんもステキ♪なんて言っているのは聞こえてへんふりしとこう…。
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「亮ちゃん何がええ〜？」
いつの間にか俺より先に丸が自販機の前に立っていてボタンを押す準備をしている。
「自分で買うからええのに…。」
「ええやんか〜。何がええ〜？」
「…じゃあコレ。」
俺が指差すとそのボタンを押して飲み物を買ってくれた。
自分のも買うと俺に飲み物を手渡してくれる。
「はい、亮ちゃん♪」
「ん、ありがと…。」
ボソッと呟くと丸はええねんで〜♪と言いながらにっこりと微笑んだ。
丸はいつも優しい。
俺のこの態度も丸の優しさに甘えてるからこそのものなのだろう。
たまには素直に伝えてみようか。
まあいつになるかわからへんけどな…。
end
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∞さっちん∞(プロフ) - とまころろさん» 初めまして。コメント有難うございます♪可愛いほほえみ…。そう言って頂けて嬉しいです☆亀更新になると思いますがお付き合い頂けたら幸いです。 (2017年9月12日 11時) (携帯から) (
レス) id: b80015d902 (このIDを非表示/違反報告)
とまころろ - ほほえみ好きなので可愛いほほえみが読めて嬉しいです。他コンビも素敵です。更新楽しみにしてます！ (2017年9月12日 9時) (レス) id: a490b140af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞さっちん∞ | 作成日時：2017年7月6日 15時
