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横山side
「すばる、プレゼントありがとな…。」
ひなからプレゼントを受け取った翌日、
既に楽屋に来ていたすばるに声をかけた。
「おー、ひなから受け取ったんか。」
「うん、直接くれたらええのに。」
「まあ、ええやん。当日ひなといい時間過ごしてこいや。」
「ん、有難く使わせてもらうわ…。」
そう言うと、にっと笑うすばる。
「そういや、1回でもアレ使うたんか?」
「…ん?アレ?」
「俺がひなの誕生日にやったやつや。」
「…っ!つ、使ってへんわっ!」
例の猫耳セットを思い出して、
一気に顔が熱くなった。
きっと顔、真っ赤やろな俺…。
「ふはっ、やっぱりそうなんや。」
「前にお願いしたんやけど即拒否されたわ…。」
「ひならしいなあ…。」
「せやろ?あのひなが受け入れてくれるわけないやん。」
「ヨコの誕生日当日、使えって一応言っておいたから…。」
「は?マジか…。まあ期待はせんでおくわ。」
猫耳着けたひななんて可愛い以外の何ものでもない。
想像しただけで、あかんわ俺…。
緩みそうになる頬を抑えながらすばるに視線をやるとニヤニヤと笑みを浮かべてる。
「…何やねん。」
「いや、アレ着けたひな想像してんやろなあ…と思うてな。」
「し、してへんわっ!」
「いやいや、お前やっばい顔しとったで?」
「うわ、ほんまにっ?」
あかん、あかん!
自宅以外でひなちゃんのあんな姿やこんな姿、想像するのやめとかなっ!
そう思いながら緩んだ頬をペチペチと叩いた。
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∞さっちん∞(プロフ) - 華子うさぎさん» コメント有難うございます!私の理想の黒さんと紫さんの関係性を書いているので、そう言って下さると嬉しいです♪また何か書けるように頑張りますね。 (2018年6月15日 16時) (携帯から) (レス) id: b80015d902 (このIDを非表示/違反報告)
華子うさぎ(プロフ) - 多分付き合って長いだろう彼等がいつまでもお互いを思いやりときめきやドキドキを忘れず居るところが好きです。紫さんを可愛いと思っている黒さんと黒さんの前では甘えんぼうの素に戻っている紫さんがたまりませんね。また素敵なお話待っています。 (2018年6月15日 13時) (レス) id: ba95bef1dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∞さっちん∞ | 作成日時:2018年5月7日 17時