#5-2 ページ38
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北｢顔、上げてください。告白してくれてありがとう。
でも、菜名ちゃんの気持ちに答えることは出来ないです、ごめんなさい｣
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井上｢まじか〜｣
鷲尾｢そっか.....｣
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北｢前回の旅で菜名ちゃんに出会って、話をしていく中で同い年ってこともあったしすごく話やすかった。でも、話しやすすぎるが故に、いつの間にか友達感覚が強くなってしまって、それは、俺の中ではこれからも変わることがないのかなと思いました。
菜名ちゃんの気持ちは凄く伝わってたし、俺も今まではっきり伝えてなかったから申し訳ないと思ってる、ごめんなさい｣
清｢っ、はっきり伝えてくれてありがとう｣
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Niki｢よく頑張った｣
井上｢うん、二人ともどっちが悪いとかないねん。恋は自分でも予測不可能やねん。｣
鷲尾｢菜名ちゃんまたいい人現れますよ絶対｣
Niki｢うん、、。｣
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清｢スッキリしました、。ずっとちゃんと想いを言葉にできなくて後悔してて、今回こういう結果になったけどちゃんと伝えられたので、それに対しては悔いは無いです。ただ、華月とか、ジェシーくんには申し訳ない気持ちがあります、｣
清｢私はここで旅を、｣
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井上｢手紙？｣
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ー 1人の方からお手紙を預かってます。これを読んでから聞かせてください
清｢っ、....｣
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菜名ちゃんへ
告白、おつかれさま。誰だよーって思った？？
告白前最後のツーショット終わって速攻で書いてます！ずるいよね、俺。大丈夫だよって言いながらこんな手紙書いてるんだよ、もし、旅を終えたいって言われたら渡して欲しいって。ほんとにごめんね。
さっき菜名ちゃんに、北斗に告白するって聞いて、正直めちゃくちゃ悔しかった。でも、それでも俺は菜名ちゃんのことが好きだから、想いだけは伝えたかった。
北斗が来る前、少し気持ち揺れてるって言ってくれてすげー嬉しかった。だから、俺はこれからも菜名ちゃんを振り向かせられるよう頑張るから、最終的に俺に気持ち向かなくてもいいから、残りの二日間、絶対に楽しませるから俺に菜名ちゃんの時間を預けてくれませんか？
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清｢ずるいですよ、ほんとに、っ、｣
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Niki｢え〜〜...泣いちゃうよ｣
井上｢ほんまにええ奴すぎるぞ｣
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清｢こんなの、継続するしかないじゃないですか、っ、していいのかな...｣
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鷲尾｢全然いいよ、、｣
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作者名：華月 | 作成日時：2020年9月23日 17時
