23. ページ27
保証済み…とは
はて、誰で試用したのだろうか。
後遺症や副作用のことに関してならまだ分かる。α国の者たちに副反応が何も出ていない様子から見て取れるから。
とりあえず、私が地下牢に行くまでの間にポーションを見つけ、更に毒味役を用意し、そしてそれも既に終えている…と。
なんかもうトントンさんの行動が早すぎて…一度頭の中見てみたい。どんな構造してたら自分の為すべきことを瞬時に判断して行動に移せるんだろ。
………トントンさんの頭の中に小さなトントンさんがいっぱい居て、わちゃわちゃと動き回っている様子を想像し、ふと笑ってしまった。カオスだけどちょっとかわいい。
.
地下牢から第三食堂まで、そこまで距離はない。
トントンさんと談笑している内に着いてしまった。
扉を開けると、中には先程のメンバーにプラス何名か集まっており、そして…
shp「ぁ、ちっす。」
『ぉーショッピくん、』
『お疲れ様、後で報告書お願いね。なるべく早めに。』と付け足すと、面倒臭そうな顔をしながらも「りょーかい、」と返してくれた。
長期任務とまではいかずとも、今回は約二週間近く出払っていたからか、彼の周りには人が集まっていた。
任務の内容を話したり、今回の戦争について話したりしているのを聞き流しつつ、自分の席に座る。
時間より10分程早めに来れたぞ。偉い。
ふぅ、と一息ついていると、暫くして左隣に座っていたエーミールさんに話しかけられた。
em「早朝からお疲れ様です。…あまり無理せぇへんようにね、今日いつもより隈酷いですよ。」
「はい、これどーぞ。」と、私の好きないちごみるくのキャンディをくれた。
彼は 先程からずっと、任務として
なのに、私の顔色も見てくれていて、「お疲れ様」という言葉と共にキャンディもくれると。
『ありがとうございます…、』と返し、受け取る。
癒やしだ。
殺伐としたこの部屋…いや、この組織の中で、エーミールさんだけが心の癒やし。
どうかずっと、そのままのエーミールさんで居てくれ
切に願ったそのとき、バァン！と大きな音を立てて部屋の扉が開かれた。
何事か、と部屋の中に居た人が全員その方向に目を向けると
kn「おいおいおいエーミール！！お前あの話ほんまか！？！？」
どっかの なにシマさんが仁王立ちしていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 438人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
輝羅(プロフ) - AI1022さん» ありがとうございます！そう言って頂けて感謝です…モチベ上がりつつあるので頑張ります〜 (2021年12月19日 22時) (
レス) id: f10a80d4d2 (このIDを非表示/違反報告)
AI1022(プロフ) - 初コメ失礼します。めっちゃ好きです！夢主さんが主役さん達と会話してる時は可愛いのに戦闘になると急にかっこよくなるの好きしか言えません() (2021年12月19日 13時) (レス) id: 7501e22401 (このIDを非表示/違反報告)
志貴(プロフ) - 輝羅さん» ほんとですか！とても楽しみです！ (2021年7月23日 1時) (レス) id: 8ad0ee779a (このIDを非表示/違反報告)
輝羅(プロフ) - 志貴さん» ありがとうございます、コメント嬉しすぎて飛び跳ねました 笑 これから長期休みに入るので、更新頻度増やしますね∩(・ω・)∩ (2021年7月22日 0時) (レス) id: f10a80d4d2 (このIDを非表示/違反報告)
志貴(プロフ) - とてもワクワクしながら読んでました！続きが気になります！無理しない程度に頑張ってください！！！楽しみに待ってます！ (2021年7月18日 20時) (レス) id: 8ad0ee779a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：輝羅 | 作成日時：2021年5月26日 23時
