20. ページ24
寝起きも綺麗ってこういう人の事を言うのだろう、とふと思った。
gr「………なんだ、見惚れているのか？」
…そんなセリフすら様になってしまうのだから、本当にこの人には敵わないな。
事実といえば事実なので、素直にこく、と頷いた。
gr「……やけに素直だな。」
『はい…まぁ……事実なので。その雰囲気も含め全てにおいて綺麗過ぎてつい…』
本当に綺麗だったのだ。仕方ないじゃないか。綺麗過ぎて儚いくらい。
また煽られるなぁ…馬鹿にされる。
とか思っていたら
「っ、そう、か…まぁいい、早く行け。其奴の目が覚めたら面倒だろう。」と、頬を少し赤くさせながら、手で追い払うような動きを見せた。
およ？もしや照れておいでですか。
まさか私がそんな返事をすると思わなかったんだろうな。やってやったぜ。
『はーい。』と返し、今さっき来た道を戻る。
何かぶつぶつと呟きながら扉を閉めようとするグルさんに聞こえるような声で、振り返らずに『ぁ、あと……隠すつもりあったのか知らないですけど、照れてるのバレバレでしたよ。珍しいこともあるもんですね。…ではまた朝食で』とだけ言い残し、なるべく早足でその場を去った。
……グルさんの照れてる顔を初めて見て、こっちもちょっと恥ずかしくなってしまったのは内緒にしておいてください。
.
来た道を戻り、更に下へ下る長い長い階段を降りていく。
暗く、音が響く地下牢への階段は少々苦手だ。
拷問部屋もこの先にあるからか、臭いが漏れて血生臭い香りもする＿＿＿我々国では滅多な事が無い限りは総統の方針で拷問をしないのだが＿＿＿空気も重たく澱んでおり、常人なら耐え難いものだろう。
こればかりは私も慣れない。
吐き気を催しながらも進んでいくと、既に地下牢に入れたのであろうα国の奴に詳しい事情聴取を行っているトントンさんが目に入った。
tn「へぇ……雑魚いし口も軽いやろ 思ってたけど、、国への忠誠心はちゃんとあるんやな。関心関心。」
「当たり前だ…国の情報を漏らすわけないだろう。殺される。」
tn「殺されるって……国に戻れるとか思ってるん？はぁーめでたいっすねぇ！！」
ぁ…今入ってこない方が良かったかもしれない。ちょっと怖い。事情聴取っていうかもう最早拷問。トントンさんの圧が強すぎて鳥肌立った。
『す、すみません…最後の1人連れてきました、、』
そーっと後ろを通ろうとすると、案の定トントンさんに呼び止められた。
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輝羅(プロフ) - AI1022さん» ありがとうございます！そう言って頂けて感謝です…モチベ上がりつつあるので頑張ります〜 (2021年12月19日 22時) (
レス) id: f10a80d4d2 (このIDを非表示/違反報告)
AI1022(プロフ) - 初コメ失礼します。めっちゃ好きです！夢主さんが主役さん達と会話してる時は可愛いのに戦闘になると急にかっこよくなるの好きしか言えません() (2021年12月19日 13時) (レス) id: 7501e22401 (このIDを非表示/違反報告)
志貴(プロフ) - 輝羅さん» ほんとですか！とても楽しみです！ (2021年7月23日 1時) (レス) id: 8ad0ee779a (このIDを非表示/違反報告)
輝羅(プロフ) - 志貴さん» ありがとうございます、コメント嬉しすぎて飛び跳ねました 笑 これから長期休みに入るので、更新頻度増やしますね∩(・ω・)∩ (2021年7月22日 0時) (レス) id: f10a80d4d2 (このIDを非表示/違反報告)
志貴(プロフ) - とてもワクワクしながら読んでました！続きが気になります！無理しない程度に頑張ってください！！！楽しみに待ってます！ (2021年7月18日 20時) (レス) id: 8ad0ee779a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輝羅 | 作成日時：2021年5月26日 23時
