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これはもう最早 失笑。
真っ向から挑んで勝てないから欺瞞作戦を行う癖に、相手の国の軍事力すら把握出来ていないとは…
α国の指揮官はトチ狂っているのだろうか。
rb「…そんなしょぼい国、敵やないな。」
『ロボロさんの言う通り。α国なら一瞬で攻め落とせます。』
ht「単純な話、彼奴等が予定している開戦日よりもっと早く攻めればいいんでしょ？」
『そうです。欺瞞を欺瞞で返しましょう。此方の準備は整っています。私達に足りない部分を強いて上げるなら戦法や攻撃力。…一ヶ月もあれば充分ですよね？』
最後に ふっ、と煽るように笑みを浮かべると、それに感化された彼等が「勿論や、逆に余るくらいなんちゃうか。」とか「足りない訳がない。」とか言い出した。
…本当に、頼りになる幹部たちだ。
また騒がしくなった会議室内を鎮めるように、グルさんが声を上げた。
gr「…議題は以上だ。トン氏、纏めてくれ。」
tn「はいはい…、」
tn「こないな時間になってもうたし、さっさと済ませたいから色々と省略するで。」
確かに、もう22:00を回っている。
良い子たちはもう熟睡しているような時間帯だ、私もさっさと策略考案書を纏めておきたい。
tn「ぇーと、開戦まであと半年かと思っていたらまさかの早まってしまったと。ならば我々も早めてやりましょう、準備は一ヶ月で終わらせろ、ってことやな。」
「うーい」とか「りょーかーい」とか、呑気な返事が聞こえてくる。
この人達は戦争すらも楽しんでしまうからな、あまり危機感を持っていないんだろう。
…さぁ、まだ私の役目は終わっていない。
gr「良いか、我々に“敗北”等という言葉は存在しない。負けは許されん。動きを止めるな、何があっても勝利を掴み取れ。」
「『イエス、ハイル・グルッペン』」
gr「………この戦争の 主役は…我々なのだから。」
その後、「以上で会議を終わる、解散。」というグルさんの声と共に、皆次々に会議室から出ていった。
そんな中、私だけグルさんに呼び止められ、ドアに手をかけた状態で振り返る。
『はい、なんでしょうか？』
gr「…お前なら、何が言いたいか分かるだろう。」
『…………分かってますよ。』
策略考案書のことだろう、本当ならばまだ提出期限ではなかったから。
『…三日で仕上げます。任せて下さい。』
gr「そうだ。頼んだゾ、天才軍師。」
私に、不可能は無い。
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輝羅(プロフ) - AI1022さん» ありがとうございます！そう言って頂けて感謝です…モチベ上がりつつあるので頑張ります〜 (2021年12月19日 22時) (
レス) id: f10a80d4d2 (このIDを非表示/違反報告)
AI1022(プロフ) - 初コメ失礼します。めっちゃ好きです！夢主さんが主役さん達と会話してる時は可愛いのに戦闘になると急にかっこよくなるの好きしか言えません() (2021年12月19日 13時) (レス) id: 7501e22401 (このIDを非表示/違反報告)
志貴(プロフ) - 輝羅さん» ほんとですか！とても楽しみです！ (2021年7月23日 1時) (レス) id: 8ad0ee779a (このIDを非表示/違反報告)
輝羅(プロフ) - 志貴さん» ありがとうございます、コメント嬉しすぎて飛び跳ねました 笑 これから長期休みに入るので、更新頻度増やしますね∩(・ω・)∩ (2021年7月22日 0時) (レス) id: f10a80d4d2 (このIDを非表示/違反報告)
志貴(プロフ) - とてもワクワクしながら読んでました！続きが気になります！無理しない程度に頑張ってください！！！楽しみに待ってます！ (2021年7月18日 20時) (レス) id: 8ad0ee779a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：輝羅 | 作成日時：2021年5月26日 23時
