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理由。 伊野尾 切 ページ10

大貴

大「んあぁ!もっと分かりやすく説明してよ!!」

慧「大声出すなんて、力なくなるよ。今は勉強に力そそげ。」



嫌味ったらしい性格のコイツは俺の幼馴染み。



つまらない人間だ。



はっきり言うと、嫌い。



そこまで視力が悪くないはずなのに眼鏡をかけて、鬱陶しいほどの髪の量。



頭だけが取り柄?



慧「ボーっとしない。早く解け。」

いっつもだよ。

大「はいはい。」

慧「はいは一回って教わらなかった?」

ムカつくヤローだ。

補習の相手コイツじゃなくても良かっただろうが。



大「知ってるよ!!うるさいんだけど!だから友達居ないんだよ、いじめられるんだよ!俺だって家が隣じゃなかったら一切話さないね!!」









慧「…そこまで、言わなくたって…。」

雰囲気は最悪。



大「そこまで言ってるのはそっちでしょ!?」



慧「何だよ…。大ちゃん、俺の事、嫌いだったの?」









大「嫌い…だよ…!!」






慧「…俺だって、お前なんか!!」



いのちゃんは、俺の首に手をかけた。



大「何す…。」

慧「大ちゃん消してから俺も死ぬ!!」









は?









どんどん力は強くなり、苦しくなってきた。



大「やめろ…!」

力を振り絞り、いのちゃんを押した。



机を倒し、いのちゃんは、頭を強くぶつけた。



大「え…。いのちゃん…?」



慧「…。」









目を閉じ動かないいのちゃんに不安を覚えた。









大「っ…。」



俺は走り出した。









大「助けて!!」

2→←今日も平和です。 高木



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紫いも(プロフ) - 悲しい文章ですね(>_<)でも、とても読みやすかったです。今後の作品や続編にも期待しています。頑張ってください。 (2018年1月14日 16時) (レス) id: f731ce76e1 (このIDを非表示/違反報告)
杏加音 - もう続き書いてくれないんですか?何気楽しみにしています(笑)勝手に待ってることにしますね← (2016年5月4日 17時) (レス) id: ebdd3d390c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E.D.P.飛んで火に入る夏の君 | 作成日時:2016年4月16日 11時

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