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今夜は月が綺麗。 山田 感動 ページ5

山田

ホテルのロビー。

修学旅行先の大きなホテルにはもう一つの小さな学校が修学旅行で泊まってるらしい。

だからか、めちゃくちゃ騒がしい。


俺は一匹狼タイプだからそういうの苦手。



部屋に戻ろうとしたとき、一つの扉を見つけた。

開けると階段だった。

すごく静かな。



好奇心が勝ち、階段をのぼった。






のぼった先は屋上で、すごく綺麗な夜景だった。





♪〜♪〜









歌…?









聞こえる方に向かうと、人が居た。









特徴のある声。








よーく、みるとその人は柵の向こうに居た。









やばくね?





靴も綺麗に置かれている。









死のうとしてるんじゃ…。









俺はその人のところに走った。





腕を掴み、抱き上げた。







『な、何!?』






その人は泣いていた。



男か女かわからない顔。









山「何、死のうとしてるんだよ!!」



その人は、俺を潤んだ目で見て、しゃべり始めた。




『…俺は、生きてちゃダメなの。』

山「え…?」






『誰にも大切にされてないのなら、ゴミと同様なの…。』



その時、俺は分かった。

その人の顔に大きなアザがあることに。



『痛いよ…。お母さんは月を見ると必ず俺を動けなくなるほど殴るんだ。』



虐待?



可哀想な人なんだと、撫でてあげた。

『最後に、憎い綺麗な月を見ながら…。』









その人は俺に抱きつき、子供みたいに泣いた。









山「大丈夫…。俺が守ってやるからな。」

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紫いも(プロフ) - 悲しい文章ですね(>_<)でも、とても読みやすかったです。今後の作品や続編にも期待しています。頑張ってください。 (2018年1月14日 16時) (レス) id: f731ce76e1 (このIDを非表示/違反報告)
杏加音 - もう続き書いてくれないんですか?何気楽しみにしています(笑)勝手に待ってることにしますね← (2016年5月4日 17時) (レス) id: ebdd3d390c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:E.D.P.飛んで火に入る夏の君 | 作成日時:2016年4月16日 11時

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