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慧
友達が居ないって悪い事なの?
いいじゃん。
人の人生なんかに首つっこんで、わざわざうるさく声を枯らすとか馬鹿げてる。
大ちゃんは警察に捕まった。
人を刺したとか言って、消えた。
誰も居ない教室で考えていた。
まだ頭は痛む。
涙が出るほどに。
ねえ、大ちゃん。
俺は大ちゃんだけが心の支えだった。
俺には、大ちゃんしか居ないのに…。
大ちゃんの机の上に涙をこぼした。
あれから、俺は人と全くしゃべってない。
仕方ないのかな…?
俺は、大ちゃんの隣に立つ資格すらないんだ。
俺は大ちゃんの机に定規で文字を彫った。
俺、そろそろ…。
青く澄んだ空を見上げた。
『バイバイ。』
俺、本当にバカだ。
大ちゃんだって悩んでいた事があったのに、わがまま言って。
俺が生まれた理由。
結論すら出てこないので人より早めに居なくなろうかと思います。
月がきれいな日に。
理由。 END
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紫いも(プロフ) - 悲しい文章ですね(>_<)でも、とても読みやすかったです。今後の作品や続編にも期待しています。頑張ってください。 (2018年1月14日 16時) (レス) id: f731ce76e1 (このIDを非表示/違反報告)
杏加音 - もう続き書いてくれないんですか?何気楽しみにしています(笑)勝手に待ってることにしますね← (2016年5月4日 17時) (レス) id: ebdd3d390c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:E.D.P.飛んで火に入る夏の君 | 作成日時:2016年4月16日 11時