ソルチキ…早くない、？ (ページ3)

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『そうして欲しい！！部屋綺麗にしておくね！』

"いつも綺麗にしてないの？ちょっと、今ビデオに切り替えて見せて？笑"

『え、今！？だ、だめ！！！！』

"yo,冗談だよ笑また行く日が近くなったら教えるね？なんかお土産というか、欲しいもの買ってくるけど。なんかいる？"

『えぇ〜！！！何にしよ…』

"あ、今聞いたのが間違いだった。A優柔不断だったね笑またメッセージに送っておいて？"

こうやって、淡々と過ぎていく日常に一瞬彼がアイドルであることを忘れてしまう時がある。

"あ、もうそろそろ練習戻らなきゃだから、また明日電話しようね？ぐっすり寝なよ？"

でも、こうやって

練習、ツアー、ステージ、テレビ

こんな単語が出ると、やっぱり彼は正真正銘のアイドルで。
なんなら、ブイブイ言わせてる今流行りのアイドルで。

『頑張ってね、先に寝ちゃうのが申し訳ない…』

"なんでだよ笑笑でもそういうところがもう、堪んないんだよなー… 早く会おうね、おやすみ"

携帯越しにリップ音が聞こえれば、ぷつりと切れて1人になる。

それでも、こうやって不安にならずに毎日を過ごせているのは他の誰でもないマクのおかげで

最近はなかなか言えていなかった言葉を、会えたら思う存分に言おうと決めた夜だった。