8話 ページ10
Noside
ギィイ
古びた扉が開くような音がする
それと同時に見える光景は、紬を唖然とさせる
「………(縫いぐるみに囲まれてる男…)」
珍しい光景に、紬は目を奪われる
夜蛾「悟、6分遅れだ」
五条「別にいいでしょう6分ぐらい
どうせ縫いぐるみ作ってたんだから」
「……」
呆れる紬は、夜蛾の目の前へと立つ
夜蛾「悟が言っていた子か」
「(子供では無いんだがな)」
そう思う紬
そして話は進んでいく
夜蛾「早速だが…
君は何しに来た」
「特に何も…」
夜蛾「何…?」
「別に此処に入らなくとも過ごせるしな」
夜蛾「では、何故ここに来た]
紬は、ここに居る理由は特に無い
ただここに居ろと言われたからここに居るだけだ
だが、強いて言うなら紬には一つだけあった
「強いて言うなら…そうだな
母が我にかけた呪いを解くため…だな」
紬は話を続ける
「この呪いを解くことを出来るかは分からんが
自身にかかった呪いだ、解きたいと思わない奴は居ないと思うがな」
簡単に説明を済ませた紬
そんな紬の言葉を聞いた夜蛾は静かに言う
夜蛾「悟、この子に諸ヶの
合格だ、ようこそ呪術高専へ」
紬は差し出された手を取り、夜蛾と握手をした
「こちらこそありがとう」
数秒握手をした後、五条と紬の二人は学長室出て
少し散歩をしていた
五条「まさか紬が神様に創られた人形だなんてね」
「神を否定するなよ
神を否定した時、君は我の存在を否定したと同然だ」
五条「クックックそうだね
気をつけなきゃ」
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作者名:つきみのまる | 作成日時:2024年1月4日 21時