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7話 ページ9

Noside




翌日、五条は紬の部屋を訪れていた





五条「紬〜!!」




「何だ五条」



五条「なんか固くない…?」




「普通だ」





その声は若干、怒りが混じっているような感じがする





五条「怒ってる…?」



「先程言ったように、普通だ」





だが納得が出来なかった五条は、ズボンのポケットから何かを取り出す





五条「はい、これ超〜!!美味しんだよ!!」





五条が紬に渡したのは、棒状のお菓子だった





「………」





一口噛じった紬、だが紬の口には合わなかったらしく

ペッと吐き出した





「何だこの甘ったるい食べ物は」



五条「あ、もしかしてお菓子苦手だった…?」






紬は自身は、何が嫌いで何が好きなのかを知らない


その為、紬は五条にどう答えようか考えていた







五条「……?」



「我は何が好きで何が嫌いなのか知らん」



五条「う〜ん…そっか


なら、一緒に見つけたら良いんじゃない…?」







ベットの上に座っていた紬は、立ち上がり


五条を見る




「面倒いものは好きじゃない


辞めておく」





紬はそう言うと、机へと足を向ける





五条「えぇ〜楽しくなると思うよ…?」



「気が向いたらやる」





"ほら、話が終わったなら出ていけ"と言い、五条を追い出そうとするが


話はまだ本題に入っていない





五条「あ〜あまだ話は終わってないから!!



紬の入学について話してないから!!」





「入学…?」





五条「そうそう、高専に入学するために


学長と面談しなきゃだから」




「面倒くさいな」





紬にとって、高専の入学などしなくても別にいい事なのだ





五条「ほらほら、早く行くよ」





五条に連れられ、紬は渋々といった感じでついて行った






五条「ん、ここが学長の部屋」




「(小さい…いやデカイか)」




そう思いながら紬は学長の部屋へと入った

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作者名:つきみのまる | 作成日時:2024年1月4日 21時

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